もう少しこのまま

月のきおん

第1話

もう少しここで寝転んで居たいんだ


さっきまですっと呑んでいたんだよ


外は未だ雨が降っているよ


初めて会った時のこと覚えてる?


君は雨にうたれて公園のブランコに座っていたね


公園の前を私は通りかかったら君がいた


子猫の様に泣いてる君がいた


そしてそんなこと私は未だ覚えていたから


絶対に忘れない


未だもう少しここで寝転んで


外は雨が止まないまま


9月になりそして


君は居なくなった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

もう少しこのまま 月のきおん @kioco

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る