第4話 ギルドへ
翌日
昨日死んだネロの相方から武器と硬貨を頂戴して森から一番近い街の宿を借りて休んだ。女子とおんなじ部屋はなかなかキツかったけど(決して変な意味ではないが)疲れた体を休めるにはちょうど良かった。ネロが少し動く時に胸がポヨンポヨンしてた時はさすがにヤバかったけど……ま、モモは比較外だから大丈夫だが。
そして昨日ネロを助けたことによりスキルをもらった。スキル名は「救済」と、「鑑定」だった。今後の活動に役立つスキルを手に入れれたみたいだ。っとそろそろ2人が起きる頃か。
「お~いそろそろ起きろ~2人共冒険者ギルドに行くぞ~」
「 ふあぁぁ、おはようございます。麟太郎様」
「うん、おはようネロ。だけど様付けはやめて欲しいかな、それにモモみたいにリンって言ってくれて構わないから」
「いえ、恐れ多いです。ボク…………私は麟太郎様に救われた身これぐらいしないといけません」
「別に良いって、てか昨日から思ってたけどその言い方疲れるだろ。ありのままなネロで接してくれ」
「はい、いや、うん分かった。リン改めてよろしく」
「応ッこちらこそよろしく」
これで少しは仲良くなれたかな。あとはモモを起こすだけ……でと思ったらモモが布団の中から俺らを覗き見ていた。犯罪者かな、コイツ。
「…………モモ、起きろ」
「……………………」
「……モモさん?」
「リン、最低」
「なんで!?」
「私か寝ている間にネロとしゃべってた。ネロの胸見てニヤついてた。それに私のこと犯罪者っていった」
お、起きてたのか……てか、別にモモが起きなかったのが悪いんだしそんなこと言われても…………
「……………………」
む、無言の圧力が…
「……………………」
す、すいませんでしたああぁぁぁぁぁ
「別にいいよ、リンがロリコンっていうのが分かったから」
俺は別にロリコンじゃないんだか……まぁいいか、まだまだモモの子供と思っておこう。
「さっさと準備して行くぞ」
「どこにいくの?」
「とりあえず異世界といったらギルドだろ。冒険者ギルドへ行くぞ。ギルドで冒険者登録でもすれば活動範囲が広げられると思うからな。2人も登録するだろ?」
「いや、私もネロも冒険者登録は終わってるよ。ちなみに私もネロもランクはFだよ~」
あっそ、だがな、モモお前のその天使の羽?みたいなやつはどう隠すんだ?
「あぁそこは大丈夫。この世界には天妖族とかいう種族がいるみたいだから。ここではあんまり見ないけど修行に来たとか言っとけばどうにかなんでしょ」
ふ~ん、じゃあネロのいかにも魔族っていうその羽はいままでどうやり過ごしてきたの?
「ボクは魔族に呪いをかけられた、ただの人間ってことにしてるけど」
じゃあ二人とも大丈夫なんだな。今からギルドに向かうぞ。
「「は~い」」
「 えっと、ここが冒険者ギルドです」
うおぉぉ…か、かなりでかい建物だな。大きさはどれぐらいか分からないけど、とにかくでかいの一点にすぎる。まぁ怖じ気づく前にさっさと入ってしまおう
ガチャ
ギルドの中は自分の想像以上にキレイだった。ただ、他の冒険者からの視線はキツかったけど…………まぁ視線がキツいのは横に美少女がいるからだろうけど。
「あの~すいません冒険者登録をしたいんですが」
「は、はい…承りました登録の為に銀貨3枚頂くことになりますが……大丈夫でしょうか?」
「はい、そこは大丈夫です」
ふぅこれで冒険者登録は出来そうだな。なにも問題が起きなければいいけど……
「オイ、ヒョロガリお前なんかが冒険者になるのかよwww。それも女2人抱えて。俺達は元傭兵の冒険者だ。女なんて弱いだけの所有物なんだよ、俺の言いたいことは分かるな?女置いてさっさと田舎にでも帰りな」
「あ゛?、なに言ってんだ、てめぇら?女が弱い。んな訳ねぇだろ。一度戦ってみろよ雑魚が」
「何だとてめぇぇぇぇぇ!!ふざけんな、ぜってぇ許さねぇ。女どもは泣いてでも犯してやる」
うっわ~どうしよう。怒りのせいでつい怒ってしまったがこの自称傭兵を黙らせる作戦も無いし…………って、ん?まわりが騒がしいな
「君たち何してるの?ギルドの中で?」
「スレインさん、実はですね冒険者登録しに来た子たちに元傭兵が難癖つけてそのままケンカに…………」
「じゃあ悪いのは最近ここに来た元傭兵の冒険者なんだね。それに女が弱いって副マスターの私が女なのに良く言えたね…あんたたち。今すぐここから去りな。去ることのできないのなら罰としてあんたたちの冒険者ランク一つ下げるから。それでも良いなら留めりなよ。まぁ、去っても留まってもギルマスには言っとくから、あとはギルマス次第だよ」
「チッ…くそが覚えてろ」
フッこれで危機は去った。
「いや、リンなにもしてないじゃん」
いいじゃないの…今ぐらいかっこつけさせろよ。………冒険者登録をしますか…
「すいません冒険者登録お願いします」
「は、はい先ほどは失礼しました。登録に必要な銀貨は無しにしてくれとスレインさんから言われているのでこのまま始めます。え~っとネロちゃんは冒険者ですよね、一人でよろしいでしょうか」
「はい、お願いします」
「では、この水晶に手をかざして――――」
と、いろいろしてたらいつのまにか終わってた。
「これで冒険者登録は終わりました。ただ…リンタロウ様はのジョブは冒険者は冒険者なのですが極めて希な『救済者』というジョブになりまして…救済者はその名の通りだれかを救ったらスキルや魔法をを覚えられるジョブになっています。誰かを救わないとスキルも魔法も覚えれない冒険者なのて冒険者のなかでも最弱職と呼ばれています…ま、まぁこの話はまた後日話しますね。改めて、ランクはA~Gまであります。最初はGからの始まりです。クエストは掲示板にはっています。受けたいクエストをこちらに持っていただければ承諾しますので。また、なにかあるようでしたら声をかけてください。それともう一つ副マスターがお話をしたいと、少しのでよろしいので時間をいただいても…………」
まぁ別に大丈夫だろ俺は快く了承し副マスターのスレイン?さんのいるとこへ向かった
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