第3話 従魔救済
「助けてください!!誰か助けて!!」
声のする方向まで走るとそこには「人」ではなくライトノベルに出てくるような悪魔とかそういった魔族が狼に襲われてた。
「グルルルルルルッッッ!!」
「嫌だ、まだ死にたくない!!誰か助けてっ!!」
狼に襲われている魔族?見たいな奴は見た目は小さいのに胸だけでかく頭に2本の角があった。てか魔族っぽいし助ける必用あるかな?
「いや、人間でも魔族でも困ってそうなら助けなさいよ」
たがな~剣と鎖帷子しかないしモモみたいに魔法も無いんだぞ剣1本でどう助けろと?
「あ~もうっ私が魔法でけんせいするから剣持って突っ込んで」
わ、分かった、だが狼は3頭もいる心臓を狙えば死ぬだろうし……やるしかないか。
「モモはとりあえず襲われている人?を魔法で守ってくれ。で、終わったらアースボムでけんせいしてくれ」
「はいはい…アースウォール!!」
「え…?だ、誰ですか」
「君はそこにいて必ず助けるから」
「え…は、はい…」
「 アースボム!!」
じゃ、いっちょやりますか。モモの魔法でひるんでる狼は2頭、そいつらからしとめる。
剣なんて使ったことのない俺はただ剣を振るう……というわけでもなくRPGゲームみたいに補正?といったら正しいかわからんが敵の急所に的確に剣を振るうことが出来た
狼2頭を倒した。残りの狼は仲間がやられたことで森の奥まで逃げてった。
「ふぅ、これで大丈夫だよ。怪我はない?」
「は、はい大丈夫です。少し肘がすれただけです。改めて助けていただいてありがとうございます。ボクの名前はネロです。種族は―――」
「ありゃネロじゃん何でここにいるの?」
「えっ…………も、も、も、百花さん!な、何でここにいるんですか?」
「私はこのリンっていうこことは違う世界で死んで、ネロも知ってる通りこっちで人助けをしてるわけ。ネロもそうでしょう?てか、あなたの仲間はどうしたん?」
「さっき死にました。ボクが不甲斐ないばかりに魔狼に襲われてなにもすること無く……このままだと多分ボクは魔界に送還されます。助けていただいて悪いのですがすいません。」
それじゃあ仕方ないかって言いたいけどこの子は結構タイプだし胸もモモと比較してはいけないぐらい大きいし戦力になりそうだし助けるしかないでしょ。ということで
「モモどうにか出来ない?この状況」
「出来ないよ、普通は。だけどリンはいわば転移した人だからスキルがあっても不思議じゃないよ」
スキル……というか俺のステータスごと何の情報も無いしこれどうやったらスキル獲得できんの?
「だいたいの人は世界を渡る時にスキルを獲得するんだけどリンは例外だったみたいだね。ま、こういうときは、[スキル出現]って叫べば今一番必用なスキルご獲得出来るよ」
ま、マジか。だ、だが今は驚いて入られない。
「ごめんなさい…気持ちは嬉しいのですが送還の時間ですので…」
ちっ、急げ、今欲しいスキルの条件は―――
「じゃあ始めよう[スキル出現]」
と、いってから意識を集中させた。頭の中にいまの状況に必要なスキルの情報が流れ込んでいる。頭がいたいがこの時間を耐えればどうにかなるはずだ―――
(スキルを獲得しました。
スキル名【眷属化】
眷属化=対象を自分の眷属にする。成功条件は対象によって変わる。)
な、なに!?眷属化だと。
「驚いている時間はないよ!リン、速くネロに使ってあげて!!」
「だが、使い方が――――」
「ネロに向けてスキル名を叫んでッ!!」
「迎えが来たようです。短い間でしたがありがとうございま――――」
「いかせねぇ!!ネロ!!眷属化!」
(個体名 ウィネロルスは個体名 枩島 麟太郎の眷属となりました
スキルを使ったことによりスキル眷属化の熟練度が上がりました)
「ネロ、ネロ、大丈夫?私の言葉聞こえる?」
「体の中がなんか変です。なんだろうお腹の中が熱いっ、けど、大丈夫です。」
そうか。良かった~一応これで送還されることはないだろう。
「あ、そうだ。これからネロはどうなんのモモ?」
「どうなるとかじゃなくて眷属になったんだからずっとリンといっしょだよ。良かったね、巨乳美少女を眷属に出来て。フフフフフ……」
あ、いろいろあって忘れてた、モモの胸と比較してたんだった。
「…………モモさん、すいませんでしたああぁぁぁぁぁ」
「…………絶対に許さない」
「あ、あのサキュバスのウィネロスです。ふつつか者ですがこれからよろしくお願いします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます