第4話 進展
手がかりが少なく、犯人は一向に捕まらない。エリックがヤードに行ってウォルターと事件を整理していると、ウォルターの電話が鳴った。
「はい、もしもし。ハリー?」
『うん、ウォルター!今、ヤードの近くの家で暴行事件があって、被害者は30代の男性、そばに花がある。例の事件の続きかな?』
「多分そうだと思う。今そっちに行くから場所を教えてくれ」
『うん、場所は…』
暴行事件のあった現場に行くと、ハリーが被害者の手当てをしていた。そばには白い花が置いてある。被害者に話を聞いたりしたが、手がかりは花以外に無かった。
「ねぇ、ヘンリー。この花の花言葉って分かる?」
するとヘンリーは頷いた。
「この花はキスツスという花で、花言葉は『私は明日死ぬだろう』だったはずです」
「…なんでそんなに詳しいの?」
するとヘンリーは微笑んだ。
「小さい頃に花言葉を調べるのが好きで、たくさん調べていたんです。一通り頭に入っていますよ」
「なるほど…僕はまたヤードに行ってくるよ。もしかしたら今日は泊まってくるかもしれない。連絡するね」
「分かりました。…気をつけてくださいね」
「うん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます