敵討ちの状況
「いくか。」
その一言に、敵討ちという前書きの蹂躙が始まった。
リギドの銃……たしか、Fostech社の「Origin 12」という種類の銃だと、最初の方
ルキアは短剣だ。
ただ、オーラをまとっており、切ったものをどんどん気絶させていった。
「ごめんね~この短剣には強力な毒がついてるんだ。ゾウも3秒で眠らせることができる協力のね、」
「あまり手の内をさらすな」
「はいはーい」
どうやら毒がついてるらしい。
ルーフィは長剣である。
刃の部分が竜巻になっており、当たったら細かに刻まれそうだ。怖い。
そういえばさいきん
悩んでるのかもしれないな。
ちなみに俺はというと。
カタナ……日本刀という俺の知ってる中で一番の切れ味を持つ剣である。
雷のオーラをまとっているので峰打ちするだけで相手を気絶させることができる武器で、俺は気に入っている。
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楽勝の一言しかなかった。
魔王にしては弱すぎる配下となんだかんだ言って結構強い魔物がいたのだが、豆腐のようにもろかった。
はっきり言って、リギドたちが強すぎるのだ。
リギドはもちろん、ルキアも
そのスキルが強い物と分かっていたマークだが、本来の権能は予想不可能だった。
リギドの
『
その権能は『
リギドは銃器の扱いをもとから得意としていた。
アメリカ合衆国で開発された短機関銃であるトンプソン・サブマシンガン(Thompson submachine gun)。
ドイツのヘッケラー&コッホ(H&K)社が設計した短機関銃、MP5。
トルコの銃器メーカーUTASマキナが開発したUTS-15。
アメリカで開発された散弾銃であるウィンチェスターM1912(Winchester Model 1912)。
ガス圧作動方式の空冷軽機関銃であり、容易に銃身交換が行える構造になっているM249軽機関銃。
アメリカ合衆国のコルト・ファイヤーアームズ(コルト)社が開発したM1911など。
リギドはいろいろな銃を所持しているのだ。
そして、すべての銃はリギドの支配下になっている。
異世界人に教わって、ネツ直々に打たれ、鋼鉄を司る虹更に手直ししてもらい、リギドのオーラを十分に吸収し、金でできていたそれらの銃は金剛石の硬さすら超えた『
全ての力が強化され、
まさにリギドの能力にふさわしき能力と武器。
最強の能力だった。
その力は、時代が時代ならネツすらも脅かしていただろう。
では、ルキアはというと。
ルキアの能力は『
その権能はいたって簡単である。
体の一部を動物のような体にして、その際すべての身体能力を上げる能力だ。
いたって単純だが使い方次第では超強力になるスキルである。
例えばライオンのような鋭い歯。
例えば鷲のような大きな翼。
例えば人間のような器用さ。
例えばウサギのようなさえている耳。
全ての動物の長所を強化してその身にまとう。
どうも強いスキルであり、ネツも重宝している。
そして、この二人がそろっているとき、このスキルは本領を発揮する。
するのだが、それはまた別のお話。
「――さて、じゃあ階段を上るか。」
そう言い、俺は階段を昇って行った。
螺旋階段だった。
が、そんなことどうでもいいのだ。
もんだいはそこにいるボスの強さである。
っと思っていると、扉が出てくる。
扉を開けると、そこには大男がいた。
「お、来たか。歓迎してやろう。我が名は四天王の――」
「話が長い。」
「っちょ!リギド!?」
一瞬だった。
『四天王』とかぼやいていたが、ちょっと弱かった。
まあそれも、リギドが強すぎるだけであり、俺はちょっと厳しかったかもしれない。
やはり俺も、
俺には雷系の能力が似合う。
たとえるならば、雷の神様からとって『
それとも、すごい賢いって意味で、『
ただ、ヴィクターは大天使なんだよね。
大天使っていうとミカエルのイメージがあるが、ミカエルは本来なら
トヴァから考えてユグ。ユグときたらユグドラシル。
つまり、『
中二心を刺激してくるな~
とか考えながらドアを開けると、男が待ち構えていたが……
あっというまにリギドの攻撃で倒されてしまった。
こうなってくると敵さんがかわいそうに思えてくる。
なかなかの強者だったというのに。
四天王とやらが本当ならばあと二人か。
まあ、こうなるよね。
眼下に映るのは血しぶきをまき散らす男の姿。
四天王は女性いないのかな、と集中しかけた精神がどっか行った。
「どうせ次も余裕だろ。」
そう思ってしまったのは仕方がないといえる。
俺はあらためて認識した。
戦場では、気負抜いてはいけないと。
「マーク!よけろ!」
一瞬の判断で後ろに下がったのは正解だった。
頬に刀傷一つ。
「よけたか。なかなかの腕前のようだ。」
そこに立っていたのは一人の侍。
俺は強さというものを、再認識することとなる……
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