スーパーヒーロー。
僕は幼い頃から
スーパーヒーローに憧れてきた。
幼稚園の頃にテレビで見たヒーローに影響されたからだ。
だが、あれから二十年近く経ち、
僕はスーパーヒーローというよりか、
変哲もない普通の会社員であり、普通の夫であり、普通の父親だ。
「パパ、このストレンジャーマンのベルト欲しい!」
僕の膝の上で、啓太があの頃の僕と同じようにヒーローに憧れ、キラキラした瞳でブラウン管を見つめている。
本当のヒーローにはなれなかったかもしれないが、僕はこの家族のヒーローにはなれているのだろうか。
平凡で、なんの取り柄もない僕だが、僕がやらなくてはいけないことがある。
それは、かけがえのない僕にしか守れない家族をヒーローとして守ることだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます