第4話 めんどくさいので簡単に終わらせる
「で、そのSさん「佐々木さん!」はどこに連れていかれたって?」
「それがわかれば苦労しないでしょ?」
何言ってんだ?
「おまえ、どこに行ったか分かるだろ?監視カメラは?」
風間未亜に聞く。
ちょっと驚いた顔をしたが、すぐに目をそらし答える。
「監視カメラって・・・」
「おまえ・・・緊急事態に何言ってんの?」
すると、ため息をついて観念したように言う。
「もう・・・たかひろには普通にしろって言われてるんだからね。」
「知ったことか。」
同級生①②は震えながらこちらを見る。
「で、どこに行ったか分かるんだろ。」
「あのラブホテルよ。」
歓楽街の裏のほうにあるラブホテルを指さす。
「私にわかるのはそこまで。どの部屋かまではわからない。
レイプされそうな女の子がいる部屋わからないの?」
「えーめんどくさい。」
「何言ってんの?殴るわよ。」
「レイプされそうな部屋って3つくらいあるからわからないなぁ。」
「あんた、同級生だからわかるでしょ?」
えー・・・同級生に興味なかったし。
「わからんよ。で・・そろそろ衛星が上に来るんじゃない?」
「来るけど。壁があったらわからないでしょ。」
へえ、そうか。
「あーめんどくさいな。」
伊勢勇人は手を上に挙げて言った。
「メテオ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます