第3話 俺に何を期待するというのか?
「いい夜だね。じゃあこれで。」
「じゃあこれでじゃないわよ。」
スルーしようとしたら、風間未亜に捕まった。
「バイトで疲れているんだよ。見逃してくれよ。」
「疲れるわけないでしょ。どうせ、めんどくさいと思ってるんでしょ。」
バレバレである。
「いや、気疲れしたし・・・」
「ちょっとは同級生に気を使いなさいよ。」
はぁ・・・めんどくさい。
「で。何があったの?」
同級生①が言う
「カラオケに行って、出てきたら佐々木さんがやくざみたいな男の人に拉致されたんです。」
同級生②が言う
「知り合いみたいだったんですけど・・大きな声で怒鳴られて・・・俺を裏切ったらどうなるか体で教えてやるって。・・」
「あんた・・・この二人の名前わかっているんでしょうね。」
「同級生1と2」
ぽかんとする2人。
「あんたバカ?宍戸さんと佐藤さんじゃない。」
「おぉ・・・みんなSさんだね。」
その瞬間、後頭部を殴られた。
「あんた!人の名前くらい覚えなさい!」
えー、めんどくさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます