第5話 絶望の果て

「おい!もうこれで終わりか!?!?もっと楽しませろよ!!!」


まずい・・・!もう我を失っている!!いつもの琉生那とは大違いだ。

クソ、どうすればいい・・・!!


琉生那はさっきまで元気だった相手が全く動かなくなっても刺し続け、挙句の果てに街を壊しにかかっていた。


「琉生那・・・・・・お前は琉生那なんだろ・・・いまそんなことしてる場合か・・・!俺たちの仲間がいなくなろうとしてんだぞ!!何してるんだ!!そのけた外れた力をどういった経緯で得たのかはしらない!!けどその力を人や俺たちの育った街に向けるのは違うだろ・・・!!その力は助けるために使えよ!!」


心臓を刺されたはずの琉生那の心友 凪斗がなけなしの力で叫んだ。


「あ、あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「頑張れ琉生那!!頑張れ!!!!」


「な・ぎ・と・・・・俺は・・・」


「美優を助けろ・・・」


俺は自分の意識が戻ってきた。そこには血だらけで倒れていた凪斗がいた。


「凪斗!!待ってろすぐ治してもらうから!レノア!頼む凪斗を生かしてくれ!!」


「早くいけ・・・」


「あぁ、待っててくれ必ず連れ戻す」



俺は立ち上がり忌々しい敵の方向を見つめた。






「美優を返してもらうぞ」


俺はブラックフォームになった。


「悪魔の力が小さくなったお前に何ができるんだ?」


「そんなのはやってみなきゃわかんねぇだろ。勝手に決めつけんな」


「まぁいい、少し遊んでやるよ」


「なら行くぜ!!無属性魔法!黒いツラス!!」


「さっきより力が入ってないな、どうした?」


クッソ!体全体が悪魔の力で埋め尽くされてた時とは力の差が桁違いだ!!

あんとき出した黒い剣はどうやって出せるんだ!!あの剣があればなんとかなるかもしれない!!美優は助け出せるかもしれない!!



小僧あまりにも可哀想だから一つだけ教えてやろう。

あの剣。黒無刀は手の中心にに無属性魔法の力を流すことで出すことができる

出せるかはお前次第だ。お前はバカだから無理かもな

じゃあせいぜいあがけ。



くぅぅぅ~~~~!!!!出て来たと思えば煽りに来やがって!!!

けど気を流すってなんだよ!みんなが使う魔力みたいなもんか?

クソやってみるしかねぇ!!


俺は相手と距離を取った


気っていうのはブラックフォーム出し時と同じ感覚だろう

それをどうやって手まで感じることができるか、ブラックフォームの状態でさらに気を感じないといけないのか・・・


気が感じやすくなる方法・・・







いや気を流しやすくするポーズ




中心に力を・・・







俺は腕を体の中心にもっていった。





これだ!!



すると黒無刀が生成された。



「お~~~!!!!なんかよく分からんけどできたぞ!!」


「そんなものを出したところで何も変わらんぞ」


「だからそれはやってみねぇとわかんねぇだろ、これで勝敗ひっくり返っても泣くなよ」


「ならばさっさとこい、確かめてやる」


「そのつもりだ!!!」


俺は剣を相手に振りかざした。


                           つづく


あとがき

最後まで読んでくださった読者の皆様ありがとうございます!!!

全然投稿していなくてすみませんでした!!

bijodouで精一杯でなかなか手が付けれなくてごめんなさい!

次の投稿もいつになるかは分からないですが月一で投稿はしたいなって思います!

とりあえず!温かく見守ってくださるとうれしいです!!

では!次回のTWO WORLDでお会いしましょう!!

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TWO WORLD 立花レイ @coppepan

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