東大前の事件について思ったこと

東大前で事件を起こした東大志望の高2の少年が「偏差値73の高校から来た。実力はある」と叫んでいたと言う記事を見た。最近成績が落ちて悩んでいたらしい。



別に東大に行かなくても生きていくのに不自由なことも無いし困ることもない。こういう人って、東大に行かないとお終いだと言うある種の強迫観念みたいなものがあるみたいだけど、実際はそんな事はない。もっと視野を広く持てば良いのにと思う。回り道だって違うルートだって良い。



スポーツをやっている人が全員オリンピックで金メダルを取れるわけでもないし、だからと言って取れなかったからお終いだと嘆く人も見たことがない。勉強もそれと同じで向き不向きがあるのだと思う。東大がスポーツでいうオリンピックや金メダルだとしたら、入れなったからと言ってそこまで嘆く事もないしそんな必要もない。入れない人や入ろうと言う考えも浮かばない人の方が大半だ。しかし、なぜ勉学に限ってはそういう極端な発想の人が出てくるのだろうか?



勉強が心底好きで東大に行きたい!勉強がしたい!だったらとことん頑張って、時間とお金に余裕があるのなら気の済むまでやれば良いけど、そうでないなら苦しいだけだ。「ステータスのためだけの東大」「親が言うから」の東大なら、そんな苦しい毎日は自分を不幸にするだけだし何の意味もない。生きていく上で、何に幸せを見出すか、何に安らぎをおぼえるか、そういうものを探し当てていくことが肝心。そうでないとただの苦しかっただけの人生になってしまう。



もっと視野を広げて大きく息を吸って生きていく、そんな感じが良い。もっと気楽に行きましょう。自分のためにも。平凡でも自分なりの豊かさがある人生、それも悪くはないですよ。

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