大草原の小さな家

今、毎日観ているドラマがあります。アメリカの古いテレビドラマなのですけど、10年に1回くらいの割合で観たくなるのです。私が小学生くらいの時にテレビの再放送で観たのが初めてだった記憶が・・・。確か月曜から金曜くらいまでやっていて、学校から帰ってきてからそのドラマを観ながらおやつを食べるというのが日課になっていました。『大草原の小さな家』というドラマで、シーズン9まであるようです。


このドラマの舞台は1800年代後半のアメリカ中西部。ローラー・インガルス・ワイルダーという人の自伝小説です。作家でローラーの娘のローズが纏めた(ローズがゴーストライターとしてローラーの文章を書き直したとも言われている)その小説をドラマ化した物がこの作品です。とっても面白いんですよ。ローラーの幼少期から青年期まで描かれています。登場人物はチャールズ・インガルス(父さん:マイケル・ランドン)キャロライン(母さん:カレン・グラッスル)メアリー(姉:メリッサ・スー・アンダーソン)キャリー(妹:リンゼイ、シドニー・グリーンブッシュ)。そのほかにもウォールナットグローブに住む町の住人たち。製材所のハンソンさん、ドクターベイカー、雑貨店のオルソン夫妻に娘のネリーと息子のウィリー、エドワーズおじさんにオルデン牧師。ビードル先生。インガルス一家を取り巻く町の人たちとの交流が温かかったり感動したり、時にはしんみりする話だったり、コメディのような話だったり。インディアンの話や街にサーカスが来た話や恋の話とか。宗教的な話や人種差別の話など盛り沢山。


特にオルソン夫人は一推しです。とにかくこんなおばさんいたら大変だなぁと思うし、でも実際いそうだし、PTAの力のあるお母さんをデフォルメしているような感じです。娘のネリーを猫可愛がり。嫌味だけど憎めない。そんな人柄です。オルソン夫妻の夫婦漫才のような掛け合いも魅力の一つです。


10年近くやっていた大河ドラマなので最初小さかったローラーは最後では大人になって子供もいました。19世紀のアメリカってこんなだったのかなとか、どこまで行っても平原や山、家も木造のログハウスみたいで、車はまだ無くみんな馬に乗ったり馬車だったり。俳優さんたちは馬車の運転?操縦?が板に付いていて猛スピードで走らせたりしている。そういうのを見ると馬車って今は使わないから相当練習したのかなあとか思って観てしまう。方向転換したり、隘路を猛スピードで駆け抜けたり。服装も大人はドレスだったり、女の子の服は小花柄のワンピースにエプロン姿だったりして可愛いなぁとか。男性は西部劇のようです。

子供の時はローラーの目線で、大人になってからはチャールズ父さんやキャロライン母さんの目線で観るので、その時の年齢によって見えてくる物が変わってくるのも楽しいです。子供の叱り方やしつけ方も参考になるし。私は子供に対しては父さんや母さんよりも猫可愛がりのオルソン夫人かなぁと反省したりします。結構甘やかしてしまっているなぁと。そしてシーズン9に出てくるジェニー役の人は『ビバリーヒルズ高校白書』『〜青春白書』に出てくる主演の双子の兄妹の妹ブレンダ役の人(シャナン・ドハティ)なんですよ。小学生くらいのシャナン、可愛いです。


このドラマ、何故か観たくなるんです。内容を忘れた頃に目に入るとまた一話目から観てしまう。もう最初から最後まで通して観たのが4回目くらいかな?夫にも息子にも面白いから観てと薦めているのですけど、みんな観ないんですよねー。曲も壮大な感じで良いし。

私も好きという自覚が今日まで無かったのですけど、今回で4回目と言っていたら夫が「それは間違いなく好きでしょ。愛読書じゃないけどそんな感じのドラマ版って言う感じでしょ」と言われました。そうか、私はこのドラマ好きだったんだと今更気付かされました(笑)気付かなかったなぁ〜。好きだったのか。そうか・・・。とにかく面白いのでオススメです。


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