誰にもわからない小さなトゲが残った

現代の眉山と言えば陳腐でしょうか。
文中スズメがコンドームを買いに出た時に受けた、主人公「俺」のトゲトゲした疑問はずっとこの物語のムードになっていて、俺の持つ若者にありがちなくだらないニヒルさと、熱く生きるスズメの滑稽さがどちらも読者としての自分の青春の恥部(笑)と重なり逃げ腰になりながら読みました。
面白かったです!