応援コメント

灯を持つ人」への応援コメント

  • はじめまして。
    ここまで一息に拝読させていただきました。幻想的な情緒がありながらもどっしりと和の雰囲気に根差した世界、それを彩る個性的な人物たちと、その暖かな会話劇に魅了されました。特に今回、麗部先生が語った人間の定義――「どうしようもなく醜いけれど……」から始まる一節には心を打たれました。その言葉を受け取ったふたりがこれからどのような道を歩んでいくのか、一抹の不安を感じながらもわくわくしています。
    駄文失礼致しました。次回からも楽しみに読ませていただきたいと思います。

    作者からの返信

    初めまして。一気読みありがとうございました! 世界観だけでなく、人物や会話劇などもお褒めいただき、恐縮です。
    『灯を持つ人』での場面は、読者さんの胸を打つようなものにしたいと思いながら書いたので、心を打たれたと言っていただけて安堵しております。
    二人の行く先に対しても、わくわくしているとのことで、嬉しい限りです。またお暇のあるときに楽しんでいただければ幸いです!

  • 志乃、本当にいい人と出会えたなと思います。
    灯火の話は、なんだろう、私にも響いたと言いますか……私も見つけたいなと思いました。
    妖雛として人妖兵になって、そこでは周りから道具であることが求められかもしれないるけれど、そのままでいてはいけない。
    きっと、そのままでいる人妖兵もたくさんいるんだろうなと思うんです。それに疑問を持たないでいるのはある意味において幸せなのかもしれないけど、それって積極的と言いますか、前向きな幸せではないですし……志乃には、人としての生きざま、感じ方をもっと知って、自らどうありたいか模索していって欲しいと、私まで親のような視点を持ちながら思ってしまっています。

    道具であることに何の不満も持たない志乃に危うさを感じたりするんですけど、叱られると困った顔をするところは人間らしくも見えますし、志乃なら……と思います。なんだろう、彼女もそれから芳親くんも、ちょっと幼い子供のような一面があるような気がして、段々可愛らしく見えてきました。笑

    あと、和装好きの私としては、志乃のドレスアップ(?)シーンわくわくしました。着物、いいですよね……これぞ和風ファンタジーという感じで、とても楽しませていただいています。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! この部分は陳腐な表現にならないよう書きたいと思っていたのですが、書き上げた後も、読者の方に良いと感じてもらえるかどうか自信が無くて……響いたと言っていただけるのは、とてもありがたいです。鬼としての姿というか服装に変わった志乃も、好評なようで嬉しいです!

    志乃や芳親以外の人妖兵が出てきたり、より詳しい事情が明らかになるのはまだ先ですが、お察しの通り、中には道具と見なされることを疑問視していなかったり、それならそれでと生き方を貫く人妖兵もいます。後者はともかく、前者の生き方は明るくはないので、直武のように動く人たちも少数ながらいます。洛都へ行く前に直武と出会えたことは、志乃にとってかなりの幸運でした。

    志乃も芳親も根が素直なので、何事にも基本、正直な反応をします。子どもっぽいところを持ち合わせている、というのを頭の片隅に置いて書いているので、二人にそういう一面があると読み取ってもらえるのは嬉しいです! 芳親は志乃より子どもっぽいですが……(苦笑)

    次の章は波乱が起こるので、楽しさとはまた無縁になってしまうかと思いますが、またお読みいただければ幸いです。

  • 道標としての灯火。そんな話が出てきて、ここから更に物語の深部に突入していくのかなあなどと感じました。

    作者からの返信

    第三章読了、ありがとうございます! 仰る通り、ここからじわじわと深部に向かって進行していきます。

    直武の持つ道標のような灯火を、志乃と芳親がいかにして見つけるのか。またお暇がある際に覗いていただければ幸いです。