第22話

3月14日土曜日


朝起きるとリビングでレンは寝ていた


今日は朝から子供たちが

行きたくないとぐずる…

よくあることだが


私はレンが朝いる日は

どうにか子供が大きな声で怒ったりしないように

必死になだめる

本当は私も子供にイライラするので

怒鳴りたくなるが

レンがイライラしないようにと

とても気を遣う

でもなかなか子供は思い通りになんていかない


この日もやはりレンがキレた


うるさいんじゃお前!えーかげんにせーや!

わがままばっかり言うとんな!


さらに泣く子供…

負のループ…


私は朝結局少し遅刻しての出勤になり

さらにしゅうの熱がまだ落ち着かず

また早退することになる


レンにお迎えにいけないか

電話をしてみるが

3回目でやっと繋がりはしたが

忙しいとすぐに切られてしまった


次の日もレンは帰ってこず

連絡もつかない

しゅうが熱なため

みんなで1日家で過ごした



のちに知ることになるが

この土曜日から日曜日…

レンは女とホテルに泊まっていた


自分の子供は数日熱が続き

家族にはイライラした態度しかとらないくせに


自分は女とホテル…

さぞ楽しかったでしょうね


家に居場所がない

優しくされない


そんな風に感じストレスを

感じていたんだとは思う


だからといって

不倫してもいい理由にはならないと

私は思う


この頃の私は

どうしていいのか分からない毎日を送っていた

反省して関係を修復したいと思っても

レンが家にいることもない


心が壊れていくのが

自分でもよく分かった

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