第19話
年末しゅうがインフルエンザにかかった
そして私も高熱が出た
きっとインフルエンザがうつったんだろう
初めてインフルエンザになった私は
体が本当に動かなかった
ご飯もつくってあげれない
レンはまだ営業前の時間だったので
せめて子供たちにご飯を買ってきてほしかったから
電話した
ナナも高熱がでて動けない
って
電話するのもやっとなくらい
初めてのインフルエンザはしんどかった
レンは
うつったん?インフルなん?
くらいの受け答えだったと思う
心配されることもなく
ご飯をお願いできる雰囲気でもなく
結局かけるがみんなのご飯を作って食べさせてくれていた
お風呂もももなと入ってくれていた
私としゅうはそのまま寝ていた
次の日私は仕事だった
一応熱が出ていることは伝えたが
忙しくて休めない
高熱のままロキソニンを何度も飲んで
どうにか仕事をした
病院にも行けずに
帰って子供たちのご飯を作り寝かして
私も死んだように寝た
レンはインフルエンザだと聞いて
そこからインフルエンザの期間帰ってこなかった
レンがうつったら大変なことは
十分わかる
それでも私はしんどすぎて
家のこと子供のこと手伝ってほしかった
私のことはいいから
せめて子供たちのことを…
ちょうど年末年始の休みで
仕事は休みになったが
体が痛くて動かない
実家からは車で全部高速をつかっても
3時間半程かかる
でも見かねた弟が
子供たちを連れて行ってくれた
とても助かった
私は本当に動けなかったから
レンも年末年始の休みにはいり
家に帰ってきた
しんどいん?食べとん?
って一応心配してるのかな………?
ポカリスエットは買ってきてくれたけど
熱が下がってきていたので
大丈夫やろ?食べれる?
って聞かれて
うどんなら食べれそう
って答えると
作ってくれるのかと思ったら
自分だけご飯を買ってきて食べていた
私がもう大丈夫そうなら
自分でするだろうと思ったのか
どこへ行くのか家を出ていった
食べれそうだとは言ったが
子供たちがいないので
自分のご飯をして食べる気力がなく
1日のほとんど寝ていた
インフルエンザは痩せると聞いていたが
本当に2.3kgは痩せた
年始の休みが終わる前に
どうにか熱もさがり
インフルエンザの期間も終わったので
私は実家に子供たちを迎えに行って
帰ってきた
正直病み上がりで長時間の運転はしんどかったが
レンに頼めることもなく
彼は家にほとんどいなかった
このインフルエンザのとき
離婚かな?って思った
さすがに無理だろうと
それからいろいろネットでググッたりもしたが
自分から私が離婚したいと
言い出すことはしなかった
気持ちは離婚したいほどだったが
子供たちはお父さんが大好きだし
お金もなく生活は結局できないし……
そんなことを考えながら
いろいろと検索していた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます