第3話母の思い出3
ここからが、作り話のような実話だ。
母がスナックで働いていると、知らない客がお前、何でこんな所で働いているんだ!と、怒ってきたそうな。
母が、その客に自分の本名を名乗ると、その客が、探していた兄妹が見つかったぞ!と、慌てて本当の兄に電話したそうな。
母が実の姉に瓜二つなので姉と見間違えられて、発見されたらしい。
一人っ子だと聞かされて育った母は、この当時、本当に喜んでいた…。が、ときすでに遅し。一人っ子で、わがまま放題に育った母は、本当の兄妹や親戚の叔父叔母のありがたい説教も、ウザく感じたらしく、親戚付き合いも、そう長くは続かなかったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます