作者からのお知らせと今後の予定。
*作者コメントとお詫び*
色々とありましたが、どうにか序章というか回想というか、過去話が終わりました。途中からグダグダになってましたが、そこはどうかご了承ください。
今回の章は過去話です。本編は『高校生編』からとなります。
なので、すぐにでも出したい。ところではありますが、ちょっとそれは難しい話です。既にお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、作者は基本気分屋でキリが付いたら続編はかなり遅いです。
他の物語も中途半端ばかり。唯一まともに? 終わったのも続編含ませて全然なところが正直です。こればかりは作者の実力不足だとご理解いただけると助かります。
というわけで一旦『苦労人』は保留とします。
再開時期は未定ですが、高校生編の内容はサブタイトル通り中学卒業後の高校での話となります。『なろう様』でも書きましたが、あちらは完全に失敗したので知ってる方はお忘れください。多分、似ている感じとなるかもしれませんが、気長にお待ちいただきますようお願いします。
次に今後の予定ですが、一応『元勇者と後輩』の話に移る予定ではあります。
放置してから半年以上経っているので、今さら感が満載ではありますが、キリよく行きたいので色々と飛ばしていく予定です。
実はもう二つ予定していることがあります。
一つは『オリマス』のように『なろう様』で出したのを編集して出そうかと考えています。そんなに長くありませんが、ちょっと変えてこちらでも出してみたいと思いました。
もう一つは本当は未定ですが、新しい物語です。
短編で出してみるか検討中ですが、面白ければ連載タイプも考えてみたいです。
落ち着き始めたと思ったら、またコロナの不穏な気配がビンビンする毎日ですが、どうにか楽している
さて、予定にしている『元勇者と後輩』の話ですが、大半が知らないか忘れてる人ですよね。いや、ホント遅れてる作者が悪いんで急に話を振ってすみません。
下の話はその続き繫がるものとなります。
短めではありますが、もしよかったらどうぞ。
それは高校に上がり、しばらく経った頃だ。
高校に入ってすぐ外部の貧乳異能者の面倒な騒ぎ。魔法or別世界のザ・ファンタジーな体験もしたが、その辺りは一旦省こう。……あんまり触れるとフラグになりそうだ。
今回の話はあまり関係がない。……と思いたかったぁ(白目)。
「お久しぶりです。零さん」
「お前は……確か」
夕方の誰もない学校の校舎内。なんでもない廊下で遭遇したのは、絶対にいる筈のない人物だ。
気配がして引き返して見たら、身に覚えのない学生服を身に付けた青年が俺を呼び止めた。
一度しか会っていないが、別世界行きの衝撃的な事件だったから、顔が見える距離まで近付いたところで、あの時の記憶が鮮明に浮かび上がった。
「
「どうも」
つい睨んじゃったのにお辞儀してくれた。ホント礼儀正しい青年だよぉ。自由人なあの師匠と大違いで思わず涙が出てきそう……! 失礼かもしれないけど、君の師匠は本当にトラブルの覇者だもん! 神様だから余計に厄介なんだよ!
「急に来てしまってすみません、零さん。どうしても貴方にお願いしたいことがあるんです」
良い子だよ。この子本当に良い子だよ!
設定上は同い年だけど、何故か年下にしか見えない。隠れ設定とかで実は年上とか色々複雑な事情があるけど、そんなことはどうでもいいよ! だって良い子なんだもん! 作者の意図なんて知るかッ!
「よくこれたな? ジークさんの力でも使ったのか?」
「はい、師匠の代わりに来ました。実は零さんに調べて欲しいことあるんです」
刃はそう言うと懐から手紙を見せてくる。……怪しい。怪し過ぎる手紙だ。魔法使いが渡してくる手紙なんて、大抵ロクな物じゃないと考えるべきだ。
いや、あの人の手紙ならほぼ確定だよな。彼を代わりに呼び寄せた理由は分かるが、この手紙はヘタしたらフラグ確定行きだぞ? 超断りたい……!
「ダメ……ですかね? やっぱり」
断れないよぉ〜〜!!(涙目)
苦労人だよ! この子、俺以上に苦労している気配がスッゴいするよ! 絶対あの人に扱き使われてる! この子も別世界出身だけど間違いなく色々と師匠の尻拭いをやらされてるよ絶対ッ!
「来てくれるとホントに助かるんです。零さんが前も行ったという世界の件で色々とサポートして欲しいんですが……」
「ん? 何処のことだ? ジークさんの頼まれて色々と行ってはいるが……」
あの人には一応借りもある。散々悩みはしたが、結局その手紙を開いて、とりあえず読むことにした俺だが……。
「ジークさんの魔力の残滓。『神の魔力』が悪用された世界の話です。なんでも別世界も関わってヴィットさんが監視役に付いてると聞いたんですが……?」
アイツの名を聞いて思い出したのは、彼のことだ。
勇者なんて不運なものに引かれてしまった彼の存在。
あのジーク・スカルスの魔力を取り込んでしまった後輩の子を監視する為に接触した。
そして同情した俺が仕留め損ねた……あの子の先輩勇者ことだった。
物語は――『元勇者だけど可愛くない後輩に振り回されてます。』に続く。
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