希望を背負い
勝利だギューちゃん
第1話
子供の頃、自分も大きくなったら、キン肉マンや、ロビンマスクみたいになりたかった。
そして、そうなれると信じていた。
そのために、他の弱小キャラは眼中になかった。
悪い言い方をすれば、バカにしていた。
でも、大人になるにつれ、自分にはキン肉マンにも、ロビンマスクにも、
なれない事に気付く。
そういう顔でないことが、嫌でもわかるのだ。
「自分は何物にもなれない」
それを、味わう事になる。
そして、そうなると、逆に虚しく散って行ったキャラに、自分を重ねる。
そして、その超人を応援したくなる。
自分を重ねるのだ。
そして、逆にその超人に、自らを重ねる事になる。
今は、その超人のほうが、ヒーローとなる。
そして今、表舞台に立っている。
何物にもなれなかった、かつてのキン肉マン志願者の、想いを込めて・・・
「次峰レオパルドン、行きまーす」
希望を背負い 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます