第11話 無能。それか、疫病神 2
「とりあえず、野暮ったい服と、髪を何とかするか」
そう言って、怖い人はまた私の腕を取る。
それから、よく分からないまま、綺麗な服に着替えて、目元まで隠れてた髪をおでこまで切られて、ほとんどずっと、腕を取られたまま連れ回される。
嫌だな。何も返せないのに。
でも怖い人はお構い無しに、同情とか、哀れんでとか、そんな気持ちが全く見えない目で見てきて、ただ楽しそうに笑いながら、私を連れ回す。
いつの間にか暗くなってて、今日の分の換金札をまだ交換してないことを思い出して、思い切って、
「あの、組合に、戻ります」
声に出す。
「なんでだ?」
意地悪な、ちょっとニヤニヤした顔で怖い人が聞いてくる。
「まだ、今日の報酬貰ってないから……ですっ」
だから、睨み返して言う。ちょっと怖かったけど、言えた。
そうしたら、桃色の人も、ぼんやりした人もすごくびっくりした顔をして。
でも怖い人だけは気持ちよさそうに口を開けて笑って、
「そうだな。そうだよな。冒険者だ。当然だ。それでいい」
また、私の、今度は手を握って、歩き出す。
ちょっと、嬉しかった。
この人は、馬鹿にしないんだって。
この人は、信じるんだって。
「行ってこい」
組合に入って、怖い人は胸を張って、私に言う。
だけれどいつも隠している顔が、今日ははっきり見えちゃうのが恥ずかしくて、怖くて。やっぱりまた俯いて、回収部署に向かう。
でも、誰も、何も言ってこない。
一昨日の人がすっごく睨んできてるけど、来ない。
幻聴も、聞こえない。
だからだろうか。勇気を貰ったからだろうか。綺麗な服だからだろうか。
ちょっとだけ、顔を上げて、頑張って、前に足を踏み出す。
いつもより、胸を張って、歩く。
やっぱり誰も何も言ってこない。
いつも通り、換金できる。
いつも通り、少ないお金。
だけど、いつもより、胸がなんだかくすぐったかった。
そうして戻ると、怖い人は怖くなかった。
温かい顔で、笑ってまた、私の手を取る。
すっごく高そうで、偉い人が泊まりそうな宿に連れて行かれて、
いいって言ったのにお風呂に無理やり入れられて、泡だらけにされて。
ぼんやりした人がちょっといたずらっ子みたいな顔をしてたのが印象的だった。
お風呂なのにすごく疲れて、
本当に、フカフカの、体が沈んで埋もれちゃうんじゃないかってくらいのベッドに放り投げられて、捕まえられて、
3人で、眠る。
まだ、よく分かってない。
けど、そんなに嫌じゃない。
なんでだろうな。
なんで、こうなったんだろう。
「あたしだけ1人とか本気で泣きそうなんだけど……」
隣のベッドで桃色の人が何か言ってたけど、全然聞こえないくらい、すぐに意識が溶けていって、久しぶりの、怖くない夜に包まれて、眠る。
「まずは魔導を唱えてみろ」
次の日、街の外に出て、大きく開けた場所まで行って、怖い人が言う。
何も起きないです、って言ったけど。
「とにかく、やってみろ」
仕方ないから、いつも通り唱える。
何も起きない。いつも通り。
それを見た怖い人は、顎に手を当ててすごく考えてる。
桃色の人はびっくりしてる。
ぼんやりした人はぼんやりしてる。
何か、変だったのかな。
いつも通り何も起きなかっただけなのに。
「変だよなぁ……」
怖い人が言う。
「え、ていうかめちゃくちゃ驚いた。何、今の魔力量」
桃色の人も言う。
組合でも、初めはそうだった。
流れる魔力が多いって、みんな驚いた。
決まってその後、つまらなそうな顔をして離れていった。
「言うなら
「んー? 表現おかしくない? なんて言うか、チグハグ?」
私にお構い無しに、会話してる。
「だからそれが不具合だろう。世界の姿から逸脱した、異質な物。お前らと同じだ」
桃色の人はまた、驚いてる。
「う~ん、分かるような、分からないような……納得は全然出来ないけど」
怖い人が、よし、って言って。
「お前、いくつだ?」
私の年齢を、聞く。
あまり言いたくない。これも、いつも変な反応をされるから。
「……16歳です」
ほら、また桃色の人が驚く。この人はいつも驚く。周りの人と同じように。
だけど嫌な感じはしない。
そして、ぼんやりした人もちょっと驚いてる。
「そうだよな。つまりそういうことだよな」
でも怖い人だけは驚かずに、また考えるようにブツブツ言う。
変なの。まるで知ってるような反応。
でも何も言えないから黙ってたら、顔を上げて私を見る。
「多分、生まれた時から回路が太いんだ。器が耐えきれなくて、魔導が顕現する前に霧散するのもそうだろうな。つまりメイリ、お前の時と逆だ」
ウンウンと1人で頷いてる。
「魂が自己防衛するんだろう。壊れないように。そして普段から器に流れ込まないように蓋をしてる。その上から流れてくるから、押さえつけられて器が成長しない。体が年齢に合わないのも多分それだ」
いつも、10歳未満に見られて、子供みたいに扱われて、
何年経っても変わらない姿に、段々周りの人は気味悪がって。
「珍しいな。初めて見たな。楽しみだなぁ」
笑ってる。
怖い顔で、笑ってる。
やっぱり、怖いかもしれない。
桃色の人が、私に近寄って言う。
「ぜんっぜん分かんない……。どう見ても幼い子供じゃん。え、ちょっと羨ましい……」
すごく綺麗な顔で、私をジロジロ見ながらそう言ってくる。
「お前、見た目変わらないくせに何言ってんだ」
怖い人の言葉にびっくりした。
桃色の人も変わらないのかな、って。
同じなのかな。
「ちなみに、私も、こいつも、そしてこいつも」
順番に、指さして怖い人が言う。
「やろうと思えば、見た目の年齢なんていくらでも変えられるぞ」
と、また笑顔になる。
「大したことじゃない。そうだろう?」
そうなのかな、そうかも。
ちょっとおかしくて、笑ってしまう。
「笑ったな。それでいい。笑って生きろ」
それだけ言って、怖い人が手を叩く。
「ちょっとやり方変えるか。多分無理やり開けたら流れてくる量に潰されて壊れるからな」
何を言ってるのか全然分からなかったけど、多分分からない方がいいんだろうなって思う。
すごく、その言葉が怖く感じたから。
「手を繋ぐ、だけですか?」
思わず、聞いてしまう。
だってそうだろう。
「あぁ、私ならお前の魔力と全く同じに出来るからな。そのまま、
そんな簡単なことで出来るわけがない。
無理だと思う。
思うけど、
「思いっきり、やってみろ」
そんな、まるで私に挑戦するかのように鼻を鳴らして言ってくるのを見ると。
やってやる、って気持ちになる。
「……流しますっ」
だから、唱える。いつも通り、簡単な魔導。
でも、いつもより、たくさん力を込めて。
どうせ、出来ない。
「…………」
そう思ってたのに、
「出来たろう?」
その顔を見れない。
だって、目の前で、
私が唱えた、炎が、
燃えてるから。
出来た。
たくさん頑張って、たくさん勉強して。そうしてやっと詠唱を覚えて、仕組みを理解して。
貯めてたお金を使って、杖も買って。
それでも駄目だった。
何をしても出来なかった。
もうどうしても、無理だと思ってた。
出来ている。間違いなく。
頑張って覚えて、たくさん理解して、こうなったら格好いいな、って想像してた。
その通りの炎が、燃えている。
その熱が体を温めて、熱くて、目も痛くて、前が見えないくらいに、胸が痛い。
「泣くな。これからだ。これからもっとできる。たくさん撃てる。組合にいる奴ら全員燃やしてもまだ撃てるくらいになる。そうしてやる」
「いや燃やしちゃダメでしょ……」
ぐっと堪える。
そうなるんだ。これから、また頑張るんだ。
「とりあえず、しばらくはこの形だな。とにかく流れてくるのをこっちに移して、徐々に器に余裕を持たせて」
そしたらでっかい穴開けような。
って、凄い笑顔で言ってくる。
分からないけど、
「────はいっ」
私も、もうどうしようもなくて、顔がぐしゃぐしゃになってるけど、それでも笑って、そう答える。
「結局最後にやることは変わらない訳ね……かわいそ~」
「ん。あれは痛い」
桃色の人とぼんやりした人が言ってるけど、気にならなかった。
気にしておけば良かったって、すぐ後に思ったのは、内緒。
「私のことはシオンと呼べ」
その日は、魔導をいくら唱えても全然疲れなくて。
でも帰る頃には、全然歩けないほど、腕も足もぷるぷると震えて。
桃色の人が背負ってくれて、隣で怖い人がそう言った。
そう言えば、自己紹介。
1日以上も一緒にいたのに、まだ誰も知らなかったことを思い出す。
「……シオン、さん」
「お前は何ていうんだ?」
私の呼んだ声に、うむ、なんて偉そうに頷いた後、シオンさんは聞いてくる。
「ミルミ、です」
久しぶりに自分の名前を言った気がして、ちょっと恥ずかしくて、俯く。桃色の人の背中に頭がぶつかる。
「ミルミか。可愛い名前だ」
「ん。メイリ。よろしく、ルミー」
「あたしはプリン。よろしくねミルミちゃん」
2人も教えてくれる。
この街に来て、最初は名前で呼ばれてて。
いつの間にか、呼ばれなくなって。
無能。それか、疫病神。
もう本当に私の名前は変わっちゃったんじゃないか、なんて思うことがあった。
けど、違った。
ミルミって、名前で呼んでくれる。
それどころか、ぼんやりした人なんかは、もう渾名で呼んでくる。
嬉しい。
「本当はもっと長いが、もう貴族でもないしな。短い方が楽でいい」
やっぱり、服とか、態度とか、食べ方とか。
偉い人みたいに見えてたけど、実際偉かったんだ。
だけどシオンさんはこれっぽっちも偉そうにせず、そんなふうに笑うんだ。
それが、どうにもくすぐったかった。嬉しかった。
そして出来ることなら、この人たちには、ずっと名前で呼んでもらいたいなって思った。
それから、また皆でお風呂に入って、今度はプリンさんも入ってきて大変だったけど、また皆で笑って、怖くない夜に、溶けるように眠る。
「とりあえず、お前らはランク上げてこい」
朝ごはんの時に、シオンさんは私以外の2人に言った。
「少なくとも、私は国を出るまで魔導の証を表に出すつもりはない。国境を越えられるように、第三位までは上げるように」
それだけ言って、また食事に戻る。
「つーかあたし元々第八位なのに……。何でわざわざ低ランクから……」
プリンさんが何か言ってる。シオンさんは全く聞いてない。
でも、気になったのは、
「第八位……?」
だってそれって、世界で一番凄い冒険者にしか貰えないはずだから。
そんな私の声に、プリンさんは嬉しそうに反応する。
「気になる? 気になるよねぇ? そう! 何を隠そう私こそ! 来訪者トップの! 冒険者序列一位の! プリン様なのよ!」
ばばーん、って後ろから聞こえそうな感じで胸を張って言う。
序列って言うのは、一番上の第八位の、そのまた凄い人達が13人いて、それぞれ国を守ったりとか、すごい悪魔を討伐したりとか、そういう、本当にすごい事をした人達だって聞く。
そんな凄い人達の、その中の、一番上。
それに、聞いたことしかない、いるかどうかも分からない、来訪者。
「……」
そんなとんでもない人がこんな中央から離れた、何でもない街にいることに驚いて。
シオンさんが全然気にしてないのにも驚いて。
信じられないことだけど、でもプリンさんは確かに見てるだけでもすごく強いんだろうなって分かる。
だから、信じてしまう。
「……凄い、ですっ」
そんな言葉に顔を上げて鼻を高くしてる。
第八位なんて、聞いただけで怖くなるような存在だと思ってた。
でもプリンさんは優しくて、明るくて、全然怖くない。
私もこんな風になれたらいいなって思う。
「そうよねぇ。この反応が普通よねぇ? 見なさいあんた達! あたしこれでも頑張ってるんだから!」
なのにシオンさんはずっと無視してご飯を食べてる。
メイリさんなんか最初からずっと無視して食べてる。
これも凄いと思う。
まだ騒いでるプリンさんに、ため息をついてシオンさんが言う。
「黙って食え、ピンク頭」
「ん。プリンはいつもうるさい」
メイリさんも言う。
「メイリ!? 前から思ってたけどあんた何であたしだけ呼び捨てなのよ!? あたしの事もリーちゃんとか呼びなさいよ!」
そんな言葉にでも、今度はメイリさんもため息をつく。
「私より、弱い。だからプリンは私より下」
また、ご飯に戻る。
色々と整理がつかなくて、どうしていいか分からなかったけど、
何故かちょっと怖くて、でも気になってプリンさんの顔をちらっと見る。
「な、な、な……」
すっごい、固まってる。
言葉も出せないくらい、震えてる。
「……殺す。殺すわ。絶対殺す。めっちゃ殺す。もう泣いても殺す。ずっと殺す」
怖い。
プリンさんが怖い。
なのに本当にずっと、全然気にしてないように、シオンさんもメイリさんも、ご飯を続ける。
「……負け犬の遠吠え」
メイリさんが、何か言った。けど、意味は分からない。何となく、馬鹿にしてる言葉なのは感じるけど。
「っ~!!!────いいもんっ! ミルミちゃんに慰めてもらうし!」
ドカッ、と席について、私に寄りかかりながらプリンさんがパンを千切る。私の口に運ぶ。食べる。
「大体、魔導をこれでもかってくらいバラ撒いて逃げ回って悪魔を呼び込んで後ろから刺してくるとか卑怯だわ。卑怯を超えて狂ってるわ。さすがギルマスの弟子よ。ねぇ?」
また運ぶ。食べる。
私の頭の中は、でもそれよりも、
「……そんなに強い人達が、何で?」
どうしても、気になった。
優しさだと思った。いつの間にか巻き込まれて、途中から全然気にならなくなってたけど、それも心地よかった。
でも、本当はそんなことしなくて良くて、ただの気まぐれで、
私が可哀想に見えたのかな。
なんで、こうなってるんだろう。分からない。
「見てたからな」
でもシオンさんは、食べながら言う。
「お前が、その小さな体でドブさらいを必死にやる所も、変なやつに絡まれるのも、ひもじい思いをしてる所も。全部見てたから。何してんだこいつ、ってな」
そこで私の目を見る。見てから、言う。
「なのにお前の目だけは、死んでなかったんだ。態度も、動きも、考えすらも、全部諦めてるように見えるくせに」
私の顔を指す。顔の、真ん中より少し上を、2つの指で指す。
「魔導の練習をしている時。まずいパンを食べてる時。ドブさらいに必死になっている時。お前の目は、確かに色濃く燃えていた。貪欲に、みっともなく、美しくな」
そして、私は
なんて、笑って言う。
「……カッコつけすぎて腹立つわぁ。昔からそうよね、あんた。気に入った奴を引っ張り回してむちゃくちゃすんの。最後には殺すし。マジ狂ってる」
「こっちでは殺さない。死なない程度に収めるさ」
「あんた結構前に本気で妹殺しにかかってなかった……?」
「はっ、馬鹿が。手加減したに決まってるだろう。本気でやったら魔導だけで触れもせずに殺せるからな。つまらないだろう?」
「やっぱマジモンだわこの人。騎士くんめっちゃボロボロだったじゃん」
「あいつはあれくらいでいいんだよ。折れないからな」
「あれは怖い。リジィもおかしい」
「速攻で裏切ったメイリが言うんじゃないわよ。あんたも大概だからね?」
会話が続く。
だけど全然入ってこない。
顔が熱い。
見られてたことが。恥ずかしくて。
でも、私の気持ちに、気づいて貰えて。嬉しくて。
もうどうしても、顔を上げられない。
朝ごはんの後、シオンさんと2人で訓練する。
プリンさん達は、組合に行っている。
「ん、昨日より良くなってるな」
シオンさんと手を繋いで、シオンさんを杖に見立てて(本人に言われた)から魔導を唱えてみると、昨日のよりもくっきりと炎が浮かぶ。そして、出した炎が放っておいても消えない。おかしい。
「すごいな……。抑圧されていた分、解放した今の状態が常人よりも跳ね上がるのか……。無意識で流れる量が多すぎて、漏れた分が維持に回っている……? 繰り返せばより早く成長する……? ん、気にせず続けろ」
ブツブツ言ってたけど、いいからやれってことだろう。とにかく炎を出す。出す。出して、燃やして、
「もう一回だな」
シオンさんが空いてる方の手を軽く振って。それだけで、目の前を埋めていた炎が全部消えて。
「今度は出した炎の維持を意識してみろ。……そうだな、等間隔に並べながら、炎を徐々に弱くしてみろ」
そんな感じに、シオンさんが満足するまで、訓練を続ける。
また、帰って、皆でお風呂に入って、ご飯を食べて、寝て。
次の日も、次の日も同じことをした。
シオンさんが指示する通りに、変わった唱え方だったり、込める魔力だったり。それらは毎回違ったけど、とにかく魔導を唱えた。
段々、今までずっと、モヤモヤしていた胸の真ん中が、スッキリしてくる。
何かが、入ってくるのを感じる。
埋まる。
「今日は、そのまま唱えてみろ」
そうしてしばらくして、シオンさんが手を離して言う。
「分かるだろう。腹の真ん中にある、溜まったそれが、お前の魔力だ。それをそのまま出すだけだ。簡単だ」
前を見据える。
出来ないかもしれない。
でも、多分出来る。絶対、出来る。
じゃないと、
だからたった一言。
今まで勉強してきた詠唱じゃない、シオンさんに言われた、魔法の言葉を。
それからずっと考えてた、炎の形を。イメージを。
込めて、一言だけ。
「
また、頭がクラクラする。
前に戻ったのかと、一瞬不安になる。
だけど、目の前に浮かぶ、私が出した炎が。
私だけの力で出した炎が、教えてくれる。
出来た、と。
その日もまた、短くなった髪ではっきり見えるはずなのに、前が見えなかった。
「泣き虫め」
そう言って、シオンさんが笑う。
私も、笑う。
だから多分、バチが当たったんだろう。
まるで自分が頑張ったから。
シオンさんに勇気づけられたから。
だからそんな、勘違いをしてしまったんだろう。
「よぉ、無能」
いつかの声が、聞こえた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます