第4話 親友の予定。

 プルルルル。


 ガチャ。


「ようシュ」


「明日俺ひいらぎ木夏で遊ぶから駅前なじゃ」


「えちょ」


 プツ。


「クックックッ。準備は整った」


 悪の大幹部みたいに笑う。



「これが俺のくわだてたダブルデートっぽい計画だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」



 チャキーン!


 俺はカッコいいポーズで叫ぶ。


 なぜ、「ダブルデート」ではなく、「ダブルデートっぽい」なのか。


 それは、


 ダブルデートって言ったら恥ずかしいからだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!


「フッ、完璧だ。やはり俺は天才」


 俺は浮かれまくる。


「宿題片付けて、明日の計画の詳細を思案しよう。チュウと木夏を仲良くするぞ」


 そして、俺は夜更よぶかしするのだった。

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