2 真相

「……トモハルくん?」


 サクラさんの静かな声に、トモハルはゆっくりと振り返った。

 その顔に浮かびかけた歓喜の表情が、途中で絶望の表情に塗りつぶされる。


 サクラさんの横に立つ、僕の姿をも見つけてしまったためだろう。

 無理もない。僕だって、彼と同じ立場だったら、同じような表情を浮かべていたと思う。


「何やってんの? 危ないよ。……こっちに来て、私たちと話をして」


 しかし、サクラさんは残酷なぐらい冷静だった。

 トモハルの表情は、追いつめられた動物のように引き歪んでしまう。


「話なんてないよ。こっちに来るな。それ以上近づいたら、オレは……ここから飛び降りるぞ」


「何言ってんの? 自殺なんてするやつは一番の馬鹿だって、いっつもエラそうに言ってたくせに」


 黒い瞳にゆらりと激情の炎をゆらめかせてから、サクラさんは自分をなだめるように息をつく。


「それなら、これ以上は近づかないけど。……トモハルくん、どうしてあんなことをしたの?」


「サ、サクラさん、そういう話は後でいいんじゃ……?」


 僕が押しとどめようとすると、強い光をたたえた目が、鋭く僕をにらみつけてきた。


「駄目。納得のいく話を先に聞かせてもらわないと、その先の話なんてできない」


 やっぱりサクラさんは、あの夜と同じように激情の塊と化してしまっているようだった。

 なまじ綺麗な顔をしているだけに、こうして怒った顔をすると――驚くほどに、おっかない。


「……話すことなんてないって言ってるだろ。とっとと出ていけよ。オレはもう、何もかもがウンザリなんだ」


「何それ? そんな言葉を聞きたいんじゃないよ。何か文句があるんだったら、こうして面と向かって話せばいいじゃん!」


「ちょっと、サクラさん……トモハルさんも、冷静になりましょうよ。きっと何か、誤解があるはずなんですから……」


「……誤解?」


 押し殺した声で言い、トモハルの目も僕に向けられる。

 その、二重まぶたの切れ長の目は――やっぱり、混じりけのない悪意と敵意に燃えさかっていた。


 トモハルは、僕を激しく恨んでいるのだ。

 しかし、何故?


「……誤解なんてないよ。オレはお前が気に食わないだけだ。お前のことも、お前をチヤホヤする連中も、みんな気に食わない。……だから、何もかも無茶苦茶にしてやろうと思っただけだろ。誤解なんて、どこにもないんだよ」


「チ、チヤホヤ?」


 申し訳ないが、そんな言葉で表現されるに相応しいあつかいを受けた覚えはない。僕などは不相応な好意を向けてくれているのは、せいぜいあやめと金子さんぐらいのものであろう。


「そんなの、しかたのないことじゃん! ゼンくんはとっても真っ直ぐな人なんだから、そういう人には、みんな真っ直ぐ好意を向けてくれるもんなんだよ。自分が屈折してるからって、ゼンくんを恨むなんて……そんなの、あまりに情けないんじゃない?」


 と、サクラさんまでおかしなことを言い始める。


「ま、待ってくださいよ。みんなっていうのは、誰のことなんですか? いまいち話がつかめないんですけど……」


「みんなは、みんなだよ。カントクや、オノディさんや、ヤギさんたち……田代さんと野々宮さん以外の、みんなだね」


「はあ……カントクたちが、僕をチヤホヤですか……?」


「ああ、うん、えーっと……私やトモハルくんには、そういう風に見えちゃうってことだよ。だってゼンくんは、そうされるだけの努力をきちんとしているんだし……」


 いくぶん気まずそうに口ごもるサクラさんの言葉に、ガシャンッという荒っぽい音色が重なる。

 トモハルが、金属製のフェンスを蹴り飛ばしたのだ。


「だったら! そいつを取り囲んで楽しくやってりゃいいだろ! くっだらねえ! いいオトナが雁首そろえて、ヒーローごっこなんかに目の色変えてさあ! オレはもうウンザリだ! 何もかもがウンザリなんだよ!」


「トモハルくん。……自分で言ってて、むなしくならない?」


 溜息まじりにつぶやいて、サクラさんが足を踏みだす。

 とたんにトモハルは、顔面を蒼白にして後ずさろうとした。

 数十センチしか幅のない、フェンスの向こうのへりの上で、だ。


「く、来るなよ! 本当に飛び降りるぞ!」


「……そんな度胸、ないくせに」


 冷然と言い放ち、サクラさんはトモハルの目の前に立つ。

 そのほっそりとした後ろ姿を見ながら、僕はさっきから気が気じゃなかった。


 サクラさんは、どうしてここまで豪胆に振る舞えるのだろう。

 そのズボンのポケットにおさまった黒猫エドガーから『おい、何とかしろ』と呼びかけられたような心地になり、僕もしかたなくそちらに近づいていく。


「要するにあなたは、ゼンくんに嫉妬してるだけなんでしょ? とっても素直な性格で、どんなに文句を言われてもへこたれないで、本物のヒーローみたいに素敵なアクション・シーンを演じられるゼンくんが、自分とあまりに正反対で、それが羨ましいだけなんでしょ? 馬鹿みたい! あなたが運動神経ゼロなのはゼンくんのせいじゃないし、あなたの性格が屈折してるのも、あなたの人生がうまくいかないのも、ゼンくんのせいじゃないじゃない? 恨むんだったら、もっと他の何かを恨みなさいよ!」


「サ、サクラさん、いくら何でも、それは言いすぎですよ」


「言いすぎじゃない! 私は、この子に言ってあげないといけないの!」


 サクラさんは、燃えるような瞳で僕を振り返り、

 トモハルは、へなへなとその場にへたりこんだ。


「だって……この子は、私の弟なんだから」


 僕は、思考停止した。

 トモハルはイモムシのように背を丸めて、そのまま「うわあ」と大声で泣きじゃくり始めた。


                      ◇


 阿部智治。

 旧姓、麻生智治。


 呆れたことに、彼はまごうことなき、サクラさんの弟なのだという。

 しかも二卵性の双生児で、それゆえに、彼らは同い年なのだった。


 まだ物心もつかない頃に、彼らの両親は離縁した。いったいどういう経緯があったのか、サクラさんは父方に引き取られ、トモハルは母方に引き取られ――そして、一年前にトモハルの母が急死するまで、おたがいにおたがいの存在を知らないまま、二人はそれぞれの生を歩んでいたのだ。


 再会したのは、二人が十六歳のとき。

 サクラさんはお嬢様学校に通う、特撮マニアの高校一年生で、トモハルはタレント事務所に所属する、新人タレント候補生へと成長を果たしていた。


 ただし、一見華やかな生を歩んでいるかのように見えるトモハルのほうが、より深く屈折してしまっていた。

 十五歳のときに道端でスカウトされるまで、彼は不登校の引きこもりであったのだ。


 中学校には、ほとんど通っていなかったらしい。理由は――サクラさんにさえ多くを語らなかったが、小学校時代に経験したクラス内のいじめと、アルコール依存症に陥ってしまっていた母親との生活で、すっかり屈折してしまったものらしい。


「それで、一年前にひとりぼっちになっちゃって、うちに引き取られることになったんだけど……どうしても、自分を見捨てた父親と暮らすのはイヤだって言い張って、家の近所のアパートで暮らすことになったの」


 フェンスの向こうでうずくまった弟の姿を見つめながら、サクラさんは静かにそう言った。


「最初の頃は、私に対しても反抗的だったんだけどね、しばらくアパートに通いつめてたら、ちょっとずつ話をしてくれるようになったの。それで半年前、『五十嵐道』役のキャストが見つからないって相談したら、自分から引き受けるって言ってくれたんだけど……まさか、こんなことになるなんて思ってもみなかった」


「…………」


「トモハルくん。あなたはやっぱり、私のことも……恨んでいたの?」


「違うよ! そんなわけないだろ! オレが気に食わないのは、そいつだけだ!」


 嗚咽まじりに、トモハルが叫ぶ。

 サクラさんは、また形のいい眉をきゅっとひそめた。


「どうしてよ? あなたが運動神経の鈍さをコンプレックスにしてるのは知ってるけど、そんなのはゼンくんのせいじゃないでしょ? それに、ゼンくんの前に『イツカイザー』のスーツアクターを担当していた人には、そんな風に突っかかったりもしなかったじゃない?」


「それはもういいですよ、サクラさん。……きっと僕にも、悪いところがあったんでしょうから」


 僕の中の疑念は、あらかた氷塊してしまっていた。

 生き別れの姉に、屈折した愛情と独占欲を持つ弟――それだったら、僕のような存在を疎ましいと感ずることもあるだろう。


 僕に苦言を呈していながら、自身はのうのうとプロジェクトに居座り続けているという矛盾も、これで解けた。

 彼がサクラさんに抱いているのは、恋愛感情ではなく、家族愛だったのだ。

 しかし、サクラさんはまったく納得していないようだった。


「全然よくないよ! ゼンくんはちっとも悪くないし! ……こんなの、姉弟そろって迷惑をかけてるだけじゃん……」


 と、怒りやら悲しみやらが乱反射した目つきで、僕とトモハルを見比べる。

 はて……サクラさんに迷惑をかけられた覚えなどは皆無なのだが、何はともあれ、サクラさんとしては僕の感情の特殊性を把握しきれていないだろうから、あまり納得がいかないのも無理はないのかもしれない。


 かといって、僕があなたに恋愛感情を抱いているのがトモハルさんには面白くないんですよ、とも言えない。

 だから僕は、別のことを言った。


「サクラさん。運動神経が鈍いってのは、男にとって軽い問題じゃないんですよ。中学校にあがるまでは、僕だって相当のコンプレックスだったんですから……他人事とは思えません」


「え? だってゼンくんは……小学一年生の時から空手をやってたんでしょう?」


「そうですよ。それだって、僕があまりにか弱い虚弱児だったから、心配した両親が体力作りのために入門させてくれたんです。それでも小学校の中学年ぐらいまでは、お話にならないぐらいの運動音痴でしたから。体育の授業なんて、イヤでイヤでたまらなかったし……それでけっこう、ヒーロー番組にのめりこんだりもしてたんですよ」


 サクラさんは、びっくりしたように大きな目をさらに大きく見開いた。

 そんなに驚いてくれるとは、光栄だ。


「で、本当に人並みの体力がついたのは小学校の卒業時ぐらいだったし、正直に言えば、空手以外のスポーツは今でも苦手です。体を動かすのは好きですけど、陸上競技も、球技も、苦手なままですからね」


「だけど……だけどお前は、チヤホヤされてるじゃないか!」


 涙に濡れた顔をあげて、トモハルが険悪に吠えたてた。

 年長者のくせに、本当に子どもみたいなやつだ。

 僕はその目を、真正面から見返してやる。


「僕の姿がどう見えてるかわかりませんけど、僕だって必死なんですよ。……だって、怪人役の金子さんが、あんなにパーフェクトなんですから。僕が初めて稽古風景の映像を観たとき、どれだけショックだったか、あなたにわかりますか? ヒーローは僕なのに、怪人役の金子さんのほうがよっぽどカッコいいなんて……だから僕は、必死になれたんです。このプロジェクトに参加するって決めたのは僕自身なんだから、絶対に負けたくないって思ったんですよ」


「…………」


「それに、サクラさんとのことだって……今日、たったの一回、二人の会話にお邪魔しただけじゃないですか? それだけのことで、こんなカンシャクを起こすなんて、いくら何でも大人気ないですよ」


 それから僕は、トモハルの気持ちをなだめるために、言いたくもないことを言ってやることにした。

 こんなのは一世一代の大サービスだぞ、と心の中で頭をかきむしりながら。


「僕みたいに野暮ったい男が、サクラさんにどうこう思われるはずはないんですから。そんな相手にまでいちいち腹を立てていたら、トモハルさんの身がもちませんよ? ……だいたい、あなただってサクラさんの心情は打ち明けられてるんだから、僕なんかが嫉妬の対象には成り得ないってことは十分にわかっているはずでしょう?」


「え?」


 驚きの声をあげたのは、サクラさんだった。

 何だろう。宇宙人でも見るような目つきで、僕の顔を見つめている。


「ゼンくん、何を言ってるの? 私の心情って……なんのこと?」


「え? あのとき、電話で話したじゃないですか。僕とは衝突したくないから、できるだけ関わりを持ちたくないって……」


「そんなこと、私は一言も言ってない!」


 びっくりするような大声で言い、サクラさんが、無意識のように僕の指先をつかんでくる。

 まるで、両親とはぐれた迷子のような顔つきで。


「サ、サクラさんこそ、何を言ってるんですか? あの夜の電話で、きちんと話したでしょう?」


「電話はしたけど、そんな話はしてないよ! ゼンくん……どこかで頭でもぶつけたの?」


 これはひどい言い草だ。サクラさんこそ、こんな大事な話をどうして忘れることができるのだろうか?


「頭なんてぶつけてませんよ。おかしな言いがかりをつけないでください」


「だって! ゼンくんがありもしないことを言うんだもん! トモハルくんを説得するための作戦か何かなの? そうだとしても、意味がわかんない!」


「意味がわからないのは、こっちです。あの夜、そういう話をしたじゃないですか」


「してないよ!」


「しましたってば! サクラさんこそ、夢遊病のケでもあるんですか?」


「ひどい! 私だって、あの夜の会話は一言一句、きちんと覚えてるんだから! そんな話は、絶対してない!」


「しましたよ!」


「してないよ!」


 子どものようにわめきつつ、ふっとサクラさんが遠い目つきをする。


「私は絶対に、そんなこと言ってない。ただ、私は……私の気持ちは、トモハルくんがゼンくんに伝えた通りだ、って言っただけ……」


「はい?」


「それでゼンくんは、それなら問題ない、誤解や食い違いがないならそれでいい、って言ってくれたんだよね……で、自分は友達づくりのためにこのアルバイトを始めたわけじゃないって……」


「あ、あの、サクラさん?」


 僕の指先を痛いぐらいに握りしめながら――サクラさんは、その黒い瞳にふつふつと不穏な光を燃やしはじめた。


「……トモハルくん。あなたはいったい、ゼンくんに何を話したの?」


「…………」


 トモハルは、フェンスの向こうで親指の爪を噛んでいた。

 その目は、決してサクラさんのほうを見ようとしない。


 まあ、気持ちはわからなくもない。正直に言って、サクラさんはまったくの無表情であるにも関わらず、名匠に魂をこめられた阿修羅像のごとく、憤怒のオーラに満ちみちていた。


「私がゼンくんと関わりをもちたくないって、それはいったいどういうお話? 私がそんなことを、一度でもあなたに話したことがある?」


「…………」


「こっちを向きなさい! あなたは、私とゼンくんの両方に嘘をついていたのね?」


「……サクラを盗られたくなかったんだっ!」


 サクラさんに負けない大声で叫ぶや、トモハルはまたコンクリの床に突っ伏して、おいおい泣きはじめてしまった。

 何だかもう……しっちゃかめっちゃかの展開だ。


「サ、サクラさん、ちょっと落ち着いてくださいよ」


「こんなの落ち着いていられるわけないじゃん! まさかこの子が、そんな大嘘をつくなんて……そのせいで、私がこの一ヶ月間、どんな気持ちになってたか……それだって、この子は知ってたはずなのに!」


 と、ついにはサクラさんの瞳にまで、透明に光るものがうっすらと浮かびはじめてしまった。

 これでサクラさんにまで泣かれてしまったらもう万事休すなので、僕はあわてて言葉を重ねる。

 胸の奥に、正体の知れないざわめきを感じながら。


「それでも、落ち着いてくださいってば! 時間だって、ほら、十二時半を回っちゃってますよ! 午後の部の開始まで、もうあと一時間ちょっとしかありません! 姉弟ゲンカは、後回しにしましょうよ!」


「でも……」


「でもじゃありません! 初公演が大失敗で終わってもいいんですか?」


 サクラさんは口をつぐみ、その代わりとばかりにトモハルがわめき声をあげる。


「えらそうな口を叩くなよ! お前なんて……お前なんて、大ッ嫌いだっ!」


「そうですか。僕はそんなに、あなたのことが嫌いじゃなくなりましたけどね」


 僕はその場に膝をつき、涙でくしゃくしゃになったトモハルの顔をじっと見つめ返した。

 サクラさんとは、全然似ていない。

 だけど、ふだんは人並み以上に温和そうな顔をしておきながら、実は幼子のように感情の起伏が激しいという点においては――確かによく似た二人なのかもしれない。


「僕にも悪いところがありました。トモハルさんや野々宮さんに恨まれてもしかたがない、と思っています。……だけど、反省したり後悔したりは後にしましょうよ。今はとにかく、午後の公演を……」


「ふざけんなっ! あんな馬鹿馬鹿しいこと、やってられるかよ! やりたいんだったら、勝手にやってろ! オレはもう……オレにはもう、関係ない!」


「……『イツカイザー・プロジェクト』を辞めるつもりなんですか?」


「当たり前だろ! オレはもともと好きでこんなことを始めたわけじゃない! こんなプロジェクト……とっとと潰れちまえばいいんだ!」


 僕は息を飲み、サクラさんを振り返る。

 サクラさんは瞳に涙をためながら、そっぽを向いてしまっていた。


 何かが、破綻しようとしてしまっている。

 僕は立ち上がり、フェンスの金網をわしづかみにした。


「やめてください! 一時の感情で、心にもないことを言わないでくださいよ! ……本当はそんなこと、思ってないんでしょう?」


「はあ? どうしてお前にそんなこと言われなきゃいけないんだよ! こんなプロジェクト、オレはもうウンザリだ! 子ども騙しのヒーローショーなんざに目の色変えて、それで誰が得をするってんだよ? お前らみんな、頭がおかしいんだ! マトモなオレには、もうついていけねえよ!」


「……もういいよ、ゼンくん」


 と――感情を失ったサクラさんの声が、横合いから投げかけられる。


「トモハルくんなんかをプロジェクトに誘った、私が馬鹿だったんだ。午後の公演は、私たちだけでやろう。……本当に、やりたいと思えるメンバーだけで、やろう」


「……サクラさんまで、心にもないことを言わないでください」


 なんて手のかかる姉弟だ……そんなことを思いながら、僕はフェンスのてっぺんに両手をかけた。

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