第6話[平和な日々]
春夏と嬉々は顔を見合わせ、マリアを遊びに連れ出した。
カラオケ、ボーリング、プリクラに色んな遊びを楽しんでいる内に外が暗くなる。
そろそろお開きにしようかと三人が話している時、黒い高級車が三人の前に止まった。
中から狂華が出てきて、春夏に抱きつく。
「春夏殿、会いたかったですぅ。」
春夏の胸に吸い寄せられる狂華。
「もう、狂華ちゃんは甘えん坊なんだから。」
などと言って、狂華の頭を撫でる春夏。
そんな春夏にマリアが怒鳴る。
「春夏、あんたはセクハラって言葉を知りなさい。」
「まあまあ、落ち着いてマリアちゃん。」
嬉々に宥められ、落ち着きを取り戻すマリア。
そして、マリアは狂華に何の用か尋ねると…。
「あっ、マリア殿には用無いんで。」
ブチ切れるマリアを再び宥める嬉々。
そんな中、春夏が狂華に何の用か尋ねた。
「政府から呼び出しが来ていますよ。」
「呼び出し?」
「そんなの電話すれば良いじゃない。」
マリアを無視して狂華は春夏をキツく抱きしめる。
「春夏殿に会いたくて、直接言いに来ちゃいました。」
「狂華ちゃん可愛い。」
春夏も狂華をキツく抱きしめ、抱き合う二人。
そしてマリアは嫉妬の炎に身を焦がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます