第6話[平和な日々]
翌朝、私と嬉々ちゃんはマリアちゃんの自宅を訪れていた。
嬉々ちゃんを気遣ってか、マリアちゃんが自宅で勉強会を開いてくれたのだが…。
「えっ、転校するの?」
「うん、一応お嬢様校だし、内部から変えるのは無理そうかなって、そう思っている時、狂華ちゃんから良い学校を教えて貰ったんだ。」
呆然とするマリア。
これから三人で楽しく勉強できると思っていただけに、ショックは大きかった。
「転校やめよ、ねっ、自宅学習の方が良いわよ。」
「超一流の先生だって雇ってあるし、一流の教育が受けられるわよ。」
「だからね、転校やめよ。」
泣きつくマリアに困惑する春夏と嬉々。
そんな中、モニターが映り、メイドがマリアを叱咤した。
マリアは涙を拭い、二人が転校するのを受け入れる。
「いつ転校するの?」
「まだ住むお部屋も決まってないから、転校はまだしないよ。」
それを聞いたマリアは目を潤ませ、春夏と嬉々に言う。
「じゃあさ、それまで私の家で勉強してくれる?」
二人は頷き、それを見たマリアは二人に笑顔を向けた。
そして、お昼。
豪華な昼食を済ませ、マリアは二人に何処か遊びに行きたいと告げた。
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