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第二話 書く への応援コメント
冬の話を先に読もうかと迷ったのですが、空の話というのがとても好きなので、こちらを先に読んでしまいました(笑)。
個人的に、手紙や日記のお話というのはかなり思い入れが深いものだったりします。
自分でこの題材を主軸に据える時は、物凄い労力が必要になるものです。
なので、手紙から物語が始まるという一文を目にして、すごくどきどきしながら読ませて頂きました。
手紙から始まるこの文章で、手紙を受け取った相手が普段どんな生活を送られているのかよく分かりますね。
「文豪はペンだろ?」
ええ、その通りです!(笑)私のイメージの「文豪」は未だにペンですね。
今はもう、PCやスマホで物語を書けるのに。
それでも、物語にはペンが付き物だと思っております。
私も昔は原稿用紙を買って、それに思いきり物語を書いていました。
とても懐かしい気分になります。
この手紙の中だけで、昔の二人の出会い、やり取り、どんな日々を過ごしてきたか。
生き生きと目の前に思い描ける様です。
楽しそうで、お互いに切磋琢磨している日々がとても眩しい。
そして、受け取っているだろう相手の方の、
「デビューできなければ書かないという訳じゃないの。私は書く。それしかないから」
というのが、とても胸に刺さりました。
何だか、昔を思い出す文章だらけ、というのに不吉さを感じますが……。
本当にそうだった……。
急にひらがなが増えたなあ……。
最後の最後まで振り絞って書いたのですね。
何日もかけて書いた手紙。思い。
彼の最後の想いや無念、様々な感情がぐちゃぐちゃになった後の最後の一文。
苦しい。
だというのに。
何で「おっぱい小説」なんですかね!?(爆笑)
しんみりした空気が、ここで一気に吹き飛んじゃいましたよ!?
えーきちさん!(笑)
あー、ごほん。
純文学とか言っていたから、ええ。はい。
……。
お互いがお互いに無いものを見つめ、尊敬し合い、続いて行く関係はとても素敵なものです(戻す)。
これほどまでに大切な存在がいなくなる。
それが、どれほどの衝撃か。
葵さんの気持ちも痛いほど伝わってきました。
そして、手紙を受け取るまでにこれほどに時間がかかっていたこと。
全てがとてもリアルで、苦しい。
『兄が葵さんに手紙を残しています。お願いです。受け取ってもらえませんか』
この一言が、とても苦しい。
そして、妹さんもどんな気持ちで返事を待っていたか。
想像すると、とても苦しいです。
手紙に背中を押される様に、そして追いかける様に。
空にペンを走らせる様に書き続けていく。
その姿に胸を打たれました。
かなりじっくり読んでしまいました。
これ、題材を読みに行ったら、最初から亡くなるのが前提の話だったのですね……。
とてもきつい題材を持ってこられましたな……。
最後、手紙を受け取って立ち直り、彼に向けて書き続けるという終わりがとても良かったです。
とても難しい題材だった様に思えますが、良い時間を過ごさせて頂きました。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
冬の話が後回しになっていく(笑
いえ、読んでくださってありがとうございます!
今回は筆致企画に参加するつもりがなかったんですけど、〆切が一週間伸びたので急遽参加しました。
で、凝った話は書けず……と言いつつも、手紙に重きを置いた話は他にはなかったようです。よかった。
手紙の終わりの方は、いかに上手く文章を崩すか、でしたね。
これが自筆ならミミズを這わせておけばよかったのでしょうけど、フォントだとその雰囲気が伝わったかどうか。
おっぱい小説は他の方のコメントにも書きましたが、たとえば『乳房』というタイトルの小説だったとでも思ってください(笑
とにかく『書く』という事に思いを寄せた物語として完成させてみました。
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
詞の手紙の形式ばった文章が崩れた時の安心感と、そこからさらに崩れた時の悲壮感……。「はいけいからここまで、いったいなん日かかっているんだろう?」の部分に胸を打たれました。ひらがなに滲む必死さ。手紙の最初期には文藝とか蚯蚓とか、難しい文字を使っていたのがまた悲哀を掻き立てます。何で漢字で書くんだ、読めないぞう!と最初は思いましたが……笑
おっぱいレギュレーションもしれっとクリアされておりました。私も「女性の葵がおっぱい小説なんて書くだろうか?」と首を傾げましたが、他の方への返信を見て納得しました。なるほど、乳房……。何やら奥の深そうな小説です。
短い中に悲喜こもごも詰まった良作でした。ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
今回手紙のためにルビを振らなかったのですが、さすがに蚯蚓はやりすぎた感がありますね。ひらがなにしようかしら。
おっぱい小説もちょっと描写を挟もうかなぁ。
ただ説明臭くはしたくないんだよなぁ。
何か方法を考えてみます!
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
えーきち様
はじめまして! 企画からきました。
最初の手紙、だんだん文字が乱れていく様に、ジーンときました。それでも伝えたい、残したい、そんな詞の思いが熱いです。
詞と葵の、お互いを尊敬しながら切磋琢磨している様子もいいですね。本当に、他の方の作品を読むと、凄いな〜と言う気持ちと、自分では書けない悔しい気持ちと複雑な思いが浮かびますよね。思わず、うんうんと頷きながら読み進めてしまいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
最初の手紙の部分だけで三日考えました(笑
もっといい方法がなかったかなぁと未だ悩んでおりますが、ジーンときたと言って頂けて嬉しいです。
葵のくだりは、書き手さんならきっと思った事があるんだろうなというイメージで書いてみました。
こういった感情は複雑ですよね。
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
手紙からスタートする形式がとても興味深かったです! プロットが同じなために、どうしても詩が亡くなっていることを前提に読んでしまうのですが、それでも引込まれていくのが面白かったです!!
タイトルの空に走る。の空にどのように走って行くのか。
また、
天気雨の使い方がとても素敵でした。
特に天気雨! 普通に雨を降らせることしか考えていなかったので、この使い方がとても斬新で勉強になりました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
決められたプロットでいかに他の作家様の作品と違ったものを書くのかと考えた場合、もちろんアイデアもですが、文章や構成など色々方法はあると思います。
プロットが時系列で書かれているのなら、その時系列を壊してみる、とかですね。
天気雨は私的にこだわった箇所(最後だけですが)なのですが、実際に天気雨を出さなかった作家様はいたんでしょうかね?
最後まで読んでくださって、また素敵なレビューもありがとうございました!
嬉しいです!
編集済
第二話 書く への応援コメント
書き手同士の関係というのがそういえばなかったな、と。
一つ疑問なのですが、葵の性別はどちらなのでしょう?
普通に読めば女性かなとも思うのですが、女性の書いた話がおっぱい小説なのかな?とやや疑問になったので。
や、自分もおっぱいは好きですが。
追記。
なるほど!(手をぽん。)
作者からの返信
あー、性別に?となってしまいましたかー。
どこか自然に調整できないか探ってみます!
ありがとうございます!
葵が書いた小説は、たとえば『乳房』というタイトルの母性愛をテーマにした文芸ものと考えてもらえるといいです。
詞はそれを『おっぱい小説』と揶揄したんですね。
そりゃあ、口利いてもらえんわ(笑
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
編集済
第二話 書く への応援コメント
いいですね! すっきりしているけど感動をかっさらっていく力強さがありました。
一話目のひらがなからだんたんと……で、泣きそうになりましたもの。すごいなあ。純粋なエネルギーが詰まっていて、そこに感動したのだと思います。
ギリギリの皆勤、投稿してくださってよかった。いままでのえーきちさんの筆致参加作でこれが一番好きかも。
作者からの返信
とても嬉しいお言葉、ありがとうございますー!
〆切が一週間のびたのと、ゆうすけ様が誘ってくださったので、何とか書き上げる事ができました。
竹神様にそう言って頂けて、書いて本当に良かったです!
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
一話目の最後に、文章が平仮名ばかりになったのが良いですね。こういう表現もあるのかと、勉強になります(*´▽`)
ペンを走らせる、やっぱりコレですよね!(^^)!
自分もレギュレーションを見て真っ先に思ったのが、ペンを走らせるでした。
約束を守るため、これからもペンを走らせ続けてください(≧∇≦)
そしてキャスで言っていた裏レギュレーション、入れてきましたね(。-∀-)✨
作者からの返信
一話目の最期は本当に悩みました。
最初は普通に書いていて、何日もかけて書いていて、簡単な漢字しか書けなくなって、ひらがなもろくに書けなくなる。
実際に直筆で手紙を書けば可能な表現も、WEB上の表現となると苦しくて。
その辺の効果が出ていればいいのですが。
やはり、ペンを走らせる、ですね(笑
葵も詞の背中を追いかけて、ペンを走らせてくれる事でしょう!
裏レギュレーションもばっちりです!
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
二人の視点で書かれることで、お互いにとって相手がどれほど大きな存在かが伝わってきました。
去っていく詞も、取り残された葵も、どちらも切ない。だけどそこから立ち直る力だって、こうして与えてくれますね。
ところで、昨日のキャスでは裏レギュレーションは無いって言ってませんでしたっけ。あれ?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
作者からの返信
想い出のやり取りも一方通行で、そこにさらに切なさが出てくるのかなぁなんて思いながら書いてみました。
裏レギュレーションもキャスをやっている時は書いてなかったんですよ(笑
でも、お互いがズバズバと言い合える関係なら、こういった裏レギュレーションの消化も可能かなと思い入れてみました。
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
編集済
第二話 書く への応援コメント
とても良かったです。
指摘としては、ここ、ちょっと男っぽい響きになってしまったでしょうか?
>その後しばらく口を利いてやらなかったが。
>詞がいなくなって初めて流れた涙は、晴れの舞台に降る雨のようでもあった。
こちらは、何かもう少し工夫できるような気がしました。
どこが、と言うのは難しいのですけれど。「のようでもあった。」がちょっと引っかかるというか……。
でもこれらは小さなことで、とても良かったです。万年筆が引っかかる描写がリアルで。最後にもう一度出てくるのもいいですね。
いつもと一味違うえーきちさんを見た気がします。
アイディアと構成、それに合った文体がお見事でした!
作者からの返信
先の指摘を含めてご意見ありがとうございます!
ちょっと読み直して修正してみます。
最期の締めも、私自身違和感があるんですよね。
内容は変えずにもっと締まる文章がないかどうか考えてみます!
普段と違った効果を褒めていただけて嬉しいです。
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
いやあ素晴らしい。シンプルな両視点ですね。
しかもちゃっかり裏レギュレーションクリアしてきているところが泣けました。
やっぱりえーきちさん、諦めたらそこで終了ですよね。
…… あれ? お天気雨のシーンがなくないです? あ、最後の一文の涙雨がそれなんですね。なるほど。
あっぱれ、お見事でした。
作者からの返信
はい、裏をキッチリ回収させていただきました。
最近、裏にあまり意味が込められていないですけど(笑
お天気雨のシーンは入れようと思ったのですが、会場にいてそのシーンを入れるのもなぁと思い、ラストの一文でしめてみました。
晴れ舞台の会場に降る涙雨って事で(笑
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!
第二話 書く への応援コメント
水木レナさんのご紹介でこちらの作品にたどり着きました。手紙というのは、心を揺さぶられるアイテムだなと改めて思います。物書き同士の、作品への敬意を通じた関係性がリアリティがあってすばらしかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
手紙って、なぜ書かれたのか、だれに書かれたのか、どんな気持ちで書かれたのか、そんな組み合わせである意味無限の可能性を秘めた書き方なのかもしれませんね。思いが直でつながるアイテムだからこそ。
最後まで読んでくださって、また評価もありがとうございました!