3.せめて、小学生らしく


「れんげ君、おともだちになってー」


「うん、いいよ。よろしくね、桜乃ちゃん」


さてこのヒロインさん、席が隣なんですよね。

とりあえず小学校時代の回想で押さえておくべき点としては‥




○小学1年生にて席が隣になり友達になる


これは問題ないかな。

というかさっきなった。

しかし、葉月蓮華ルートの最後の告白後に


『今思えば、あの時一目惚れしてたのかな?どうしても友達になりたかったの。‥私の初恋』


と、明かされる。

でもさ、友達になろうと言われて否とは言えんて。



○小学3年生の時にお誕生日会に呼ばれてチュウをする


これは‥どうかなー。。。

そもそも俺はどうしたいんだ?

ヒロインに攻略されて恋人になりたいか?

現時点では確実に否である。


例えば少女漫画とか男でも読むが、主人公のヒロインに感情移入してるのであって、別にヒロインが恋する相手に共感してるわけではない。


だから、攻略対象視点で主人公を口説くような観点でプレイしてた訳ではないのである。


たが、櫻井桜乃が嫌いというわけでもない。


ないのだが‥


こう、既定路線に乗せられるのは気にくわない。

とりあえず物語が始まる高校入学までは現状維持が妥当なのだろうか?


大幅に設定を変えてしまうと、ある程度は分かる未来が変わってしまって、イベントに備える事ができるというアドバンテージが無くなるし。



○小学5年生の時の遠足で足を痛めた時におんぶする


一見普通の事に思えるが、ここで櫻井桜乃は恋を【自覚】するらしい。

そもそも足を痛めんように注意しとくか。


恋仲になるつもりが今は無いわけだし、下手に好感度を上げる事もないだろ。



○小学6年生の時に遊園地の観覧車で告白される


付き合ってというわけでも、

返事を求めるでもなく、純粋な好意の告白。


遠足でのおんぶを回避すればこれ自体無くなるかもしれんが、もし遊園地に行く事になりそうなら行き先変更を提案してみるか。


観覧車で2人きりがネックになりそうだし。






「みんなでかくれんぼしよー!」


「「「「いいよー!」」」」


さて、まずは小学生らしい振る舞いを周りから吸収するか。

今のまま素を出すのは色々とおかしい。


「いいよー!」


小学低学年のうちは、せめて、小学生らしく



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