第14話 告白


「…………え?」



「だから、その旅に私も連れてって」



 え?なんで?佐々木も来るの??



「え?……どうして?」



「私がついて行きたいの」



 いや、ついて行きたいって……多分俺のことを心配して言ってくれてるんだろうけど、でも今、佐々木が王都を離れるのは不自然だし、旅には危険がつきもの。



「心配してくれるのは嬉しいんだけど……ここで佐々木がいなくなったら騒ぎになると思うし、それに危険もあるから……」



「危険があるのはここに居ても一緒だと思う……ねぇ、楓ちゃん。私が朝比奈くんについて行った後、いろいろフォローしてくれないかな」



「え?いや、それは……」



「お願い!」



 佐々木が真剣な顔で西山を見る。それを見た西山は笑顔になった。そして、佐々木の前まで行く。親友の後押しをするために。



「分かった。後のことは任せて。でも、ここまでのことをしてあげるんだから……」



 佐々木の耳元で小さく、



「絶対に、朝比奈くんを唯香の物にしなさいよ」



 そう言った。



「ふぇ!?……う、うん。分かった」



 真っ赤になりながらも佐々木はそう返事する。それを聞いて西山も満足そうだ。



「え?もうこれ決定なの?」



 それを見ていた俺はそう呟く。俺の意見は……?



「まぁ、なんだ。佐々木がああ言ってるんだ。連れてってやれ。あと、佐々木の気持ちを聞いてやれ」



「お、おう……」



「朝比奈くん。そういうことだからついて行っていいよね」



「わ、わかった」



 うん。そんなに言われたらそう言うしかないよね。



「じゃあ、大介。あとは任せた」



「おう!任せな」



「西山も頼んだ」



「朝比奈くんも唯香のことを頼むわよ」



「剣斗。原崎には気をつけろよ」



「うん……」



「自信を持てって。剣斗の力は間違いなく覚醒すると思うから」



「分かった。ありがとう」



「で、どうやって城から出るんだ?っていうかどうやってここに来たんだ?」


「うん?普通に外から登ってきたけど」



「え?外からって?」



「俺には《妄想再現》があるだろ。《身体強化》と《隠密》を再現して、外から忍び込んだんだよ」



「つくづくチートだな……」



「俺もそう思う。あまりここにいすぎてもあれだからそろそろ城から出るわ……じゃあ、行くか、佐々木」



「う、うん。でもどうやって出るの?」



 こうなることを考えてなかったからな~、どうするか。身体強化や隠密を付与する?そもそもスキルって付与魔法以外を付与できるのか?













 …………


 これしかないかな~。



「ちょっと佐々木。ごめん」



「え?きゃぁ!!」



 そう先に謝っといてから佐々木をお姫様抱っこする。




 ―――いや、これしか方法がないんだよ!




「じゃぁ、行くな」


















 春樹が佐々木をお姫様抱っこして窓から外に出た後、



「うわぁ~。朝比奈くんのあれ、無自覚でやってるの?」



「普段はああいうことしないけど……ただ、あれは無自覚だろうな~。まぁ、佐々木にとってはむしろラッキーだっただろ」



「……会津くんも唯香の気持ちに気付いてたんだ」



「そりゃあ普通に気付くだろ。春樹は気付いてないけどな」



 西山は剣斗のことをチラッと見ながら「いいな~唯香」だとか「私も~」だとか小声で言っている。



 それを聞いて、こっちもこっちで大変だな~と思いながら、



「よし!俺らは俺らで出来ることをするぞ!」



 西山と剣斗に向かってそう言った。


















 佐々木をお姫様抱っこをして城から外に出て、二人で王都の街を歩いていた。



「…………」「…………」



 気まずい。すごく気まずい……



 女の子をお城からお姫様抱っこで連れ出すって、どこの物語の主人公だよ!!



 俺は何であんなことしたんだよ!!



 いや、あれしかあの時は思いつかなかったからなんだけどな!!



 ただなぁぁぁぁああ!!!



「ね、ねぇ、朝比奈くん。これからどうするの?」



「う、うん?そうだな~。今日はもう遅いから宿屋に泊まって、明日の朝一番で北にあるイクシオンって街に行きたいな」



「イクシオン?」



「そう。そこはこの王都の次に大きな街で一番大きな冒険者ギルドもある。まずはそこで冒険者として仕事をしながら情報を集めたいかな」



「なるほど。じゃぁまずは宿屋探しだね!」



 そう言って二人で宿屋を探すが、見つからない。いや、正確には宿屋自体は見つかったんだけど、どこも満室で部屋が空いてないそうだ。



 そして四件目の宿屋でも……



「ごめんなさいね~。今日はもう満室なの」



「ここもか~」



 どうなってんの?もう四件目だぞ。さすがにおかしくないか?



「これで四件連続で満室って言われたんですけど、何かあるんですか?」



 気になったので受付の人に聞いてみると、少し驚いた顔をした。



「あら?知らないの?てっきりお祭りのために王都に来た人かと思ったけど」



「お祭り?」


「えぇ、なんでも最近、勇者様が召喚されたらしくてね~」



 その言葉でビクッとなる。



 いや、それ俺たちじゃん!



「それで、そのことを祝ってお祭りがこの王都では行われているの。近々勇者様のお披露目パレードもあるとか噂よ」



 なんだよ!お披露目パレードって!!



 佐々木の方を見るが顔を左右に振っている。どうやら佐々木も知らないらしい。



「そ、そうですか~。分かりました」



 こういうのはそそくさと退散した方がいい。二人で急いで宿屋から離れる。



「まさかお祭りが行われてるとはな~」



「私も知らなかったよ」



 そりゃあ宿屋見つからないわ。



 二人で必死に探すが結局見つからず、遂に王都の中央からかなり離れた北の方の外側の場所までやってきてしまった。そこにあった最後の宿屋に入る。見た目は今まで見てきた宿屋よりも一回りも小さく、質素……じゃなくて古風な感じの宿屋だ。



 ここで、部屋が空いてなかったら詰みだな。



 頼む!空いててくれと思いながら受付の人に声をかける。



「あの~すいません。部屋って空いてますか?」



「はい、空いてますよ」



 よし!!空いてた!!よかった~!!



「ただ、一部屋だけですけど……」



 な、んだと……一部屋。つまり一つだけ部屋が空いてるってことか?



 ここは佐々木を泊めさせてもらって俺は野宿でもするか?



《妄想再現》で《睡眠》の魔法でもかけたら即寝れるしな。



「じゃぁ、佐々木はここで泊まりなよ。俺はどこかで野じゅ……」

「それでいいです!一部屋で二人!一泊で!」



 …………へ?



「は、はい。分かりました」



 そうして俺たち二人で一つの部屋に泊まることになった。











 ―――マジで??




















 部屋へと案内され、入ったはいいがお互いに何か気恥ずかしい雰囲気が流れる。



 っていうかいいのかこれは!?



 同じクラスの女子と一泊するんだぞ!!しかも相手はあの佐々木だし!!!



「あの~佐々木はこれでよかったのか?」



「う、うん。大丈夫だから……」



「もし、佐々木が嫌っていうなら俺は野宿でも何でもするんだけど……」



「だ、大丈夫だよ!本当に大丈夫だから…………っていうかむしろ嬉しいっていうか……」



 え?なんだ?最後の方は上手く聞き取れなかったけど……



 ちょうどいいから、なんで俺についてきてくれたのか聞いてみるか?城で聞いた時は詳しく聞けなかったし。



「なぁ、佐々木。なんで俺についてきてくれたんだ?」



「え?……それは……」



「心配してくれるのは嬉しいんだけど……でも、ここからは危険な目に遭うことも多いと思う。だから……」



「……違う!!」



「え?」



 佐々木が珍しく声を張ったからびっくりした。



「確かに心配なのは事実だけど……でも、それだけじゃないの」



「じゃぁ、なんで」



「あ、あのね……実は私は、中学三年生の時に朝比奈くんに会ってるの……」



 なん、だと……中学三年?つまりは俺が中二病真っ盛りの時か?









 いや、いやいやいや!!



 違うだろ~。俺が脱・中二病した後だ。うん。きっとそうだ。だから11月くらいかな~。



「へ~、そ、そうなんだ……ちなみにいつ?」



「中学三年の夏休みだよ」



 はいぃぃぃいい!!!中二病真っ盛りの時でしたぁぁぁああ!!!!!!




 いやいやいや!!マジかよ!?どこで!?



 あの時の俺を佐々木に見られてたの!?



 マジかァァぁぁああ!!!



「中学の時の私って、すごく人見知りで友達もいなくって……その~、いわゆるボッチだったの」



 …………え?今なんて言った?佐々木が中学時代ボッチ?



「え?そうなの?高校ではそんな風には見えなかったけど……」



「うん。それは朝比奈くんのおかげなんだ」



 ―――どういうこと?



「当時の私って本当に人と話すのが苦手で髪も目を隠すほどに長くしていて、すごく地味な女の子だったの」



 そんな佐々木、今からは全然想像できないな。



「で、中学三年の夏休み。ボッチで遊ぶ友達もいなかった私は、気分転換に少し離れた所にあるデパートに買い物に行ったの。そしたらそこで男子高校生のグループに囲まれちゃって……何も言い返せないことをいいことにその人たちは私を連れていこうとした。でも、そこに入って助けてくれたのが朝比奈くんだった」




 中三の夏休み?デパート?男子高校生に絡まれてた女の子?











 …………あっ!!!



 いた!!そんな子!!すっごく髪の長い女の子!!



「え?あれ佐々木だったの?なんていうか雰囲気が……」



「まるで違うでしょ……」



 思わず苦笑いを浮かべる佐々木。そんな顔も可愛いと思うが、いやそれより俺、その時佐々木になんて言ったよ!!



 あのデパートは二階の奥の方にコスプレ専門店があるから結構通ってたんだよ。その時は確か欲しいものが買えたから、かなりテンションが高かったんじゃないか?



 頼む!!過去の俺!!マシなこと言っててくれ!!!!!



「その時の朝比奈くんは凄くかっこよかったよ。私と高校生との間に入ってきて、いきなり『お前たち、お姫様相手になにしてるんだ?そんなことだからお姫様が震えてしまっているだろ……』って」




 ノーーーーーーーーーーーー!!!!!!!




 なんてこと言ってんだ!!??過去の俺は!!??




「その後も『やれやれ、話の分からん奴らだな。ここはこの爆炎の勇者が相手になってやろう』とか『俺の力は炎だけじゃない……【時間停止】。つまり、時を操ることが出来るのだ!お前たちに勝ち目はない!!』とか言ってくれて、私を守ってくれた」




 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!




 マジで何を言ってんだぁぁぁぁあああ!!!!!




 そんなことを俺は佐々木の目の前で言ったのか!?




「そして高校生を追い払ってくれた後『怪我はないかい、お姫様。今回は俺の力が奴らに効いただけだが、次はそうはいかないかもしれない。だから気をつけろよ』って注意もしてくれて」




 なあぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!!




 なんだこの暴露大会は!!??ここは俺の過去を暴露する場か!!??




 あーーーー!!もうだめだ……終わった……




 絶対、佐々木に引かれてる。変な奴だって思われてる。




 ――――死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい



「本当にかっこよくて……その時の朝比奈くんに私は救われたんだよ」




 ―――死にたい死にたい…………って…………え?救われた?



「え?救われたの?」



「うん。言ったでしょ。その時の私は恥ずかしがり屋で人と話すのが苦手だったって。でも、あの時の朝比奈くんは恥ずかしげもなく、自分の意見を言っていた。凄いって思った。自分の意見をあんな風に言えるっていいなって。すごく憧れた……」



「あ、憧れって……」



「ほんとだよ。私も朝比奈くんみたいに自分の意見を言いたいって思って、高校の入学式の時にすぐ近くにいた楓ちゃんに声をかけたの。それで友達になれた」



 そうだったのか……なんていうか嬉しいな。佐々木に中二病時代の俺を見られたのはあれだけど、でもそれが佐々木の助けになったならよかったかな。



「それで、朝比奈くんにお礼がしたいなって思ったけど、連絡先とか知らなかったし……でも、入学式の時にふと周りを見たら朝比奈くんがいたの。びっくりした。その時、運命だって思った」



 いや、運命って。嬉しいんだけど!顔真っ赤だけど!



「それで、朝比奈くんにお礼をしに行こうって思ったら、会津くんが三年生の先輩たちに囲まれてるところに遭遇したの」



「え?あそこに佐々木もいたの?」



 入学式の日。大介が柔道経験者だからとガラの悪い先輩たちに絡まれた事件だ。



「うん。私、その時怖くて……動かなきゃって思ったんだけど、動けなかった。でも、朝比奈くんは間に入って先輩たちを追い払った。その時、私の時と同じだって思った……そして確信したの……」



「え?何を……」



「その……」



 佐々木の手が震えている。目は不安そうに、顔は真っ赤に。でも言いたい。そんな表情をしている。



 佐々木が口を開く。それは震えながらも、はっきりと



「わ、私は……朝比奈くんのことが、好きなんだって!」



「…………え?」



 ―――好き?誰が誰を?



 ―――え?佐々木が俺を!?



 ―――え?好き!?




 え?えええええええええ!!!!!!




「その~、遅くなったけど、あの時は助けてくれてありがとう。そして、私を旅に連れて行ってください!!」



 真っ赤になりながらもそう言った佐々木に俺の思考は完全にフリーズした。






















「あの~、朝比奈くん?」



 佐々木が不安そうに上目遣いで聞いてくる。



「え?あ、ご、ごめん。ちょっとびっくりしちゃって……」



「そ、そうだよね!いきなりこんなこと言われても迷惑だよね?」



「ち、違う。そうじゃなくて……」



 心臓が破裂しそう。顔が真っ赤で目の前がくらくらして熱くて汗がどんどん出てくる。でも、いわなきゃ。佐々木だって言ってくれたから。



「お、俺も佐々木のことが、好きだから!」



「……っ!!本当に!?」



「う、うん。俺が佐々木を意識するようになったのは高一の夏手前。違うクラスのガラの悪い奴に絡まれたときに、助けてくれただろ」



「う、うん」



 大介のことで違うクラスの奴に絡まれたとき、佐々木が間に入ってくれて助けてくれたことがあった。



「その時、佐々木が笑顔で『朝比奈くんが無事でよかった』って言ってくれて。その時の佐々木の笑顔が、その、すごく可愛いなって」



「……っ!?」



 顔が真っ赤になる佐々木。俺も顔が真っ赤だ。



「夏休みの時も、花壇の手入れを誰もやりたがらなくって押し付けられたとき、佐々木は手伝ってくれただろ。その時に、本当に優しくて可愛い女の子だなって思った。それから……佐々木のことがどんどん好きになった」



「朝比奈くん……」



 佐々木が若干涙目になりながら俺の顔を見てくる。正直恥ずかしい。でも、俺も佐々木の顔を真っすぐ見て、



「佐々木、好きだよ。大好きだよ」



「……っ!!私も好き!大好き!」



 そう言って佐々木は俺に抱き着いてきて泣き出した。



「ちょ、佐々木!?」


「怖かった……」



「……っ!」



「朝比奈くんがいなくなっちゃうんじゃないかって、怖かった……すごく怖かった」



「ごめんな、心配かけて」



「ううん。こうして帰ってきてくれて、そして私のことを好きって言ってくれたもん。それだけで私は幸せ……朝比奈くん。好き。好きだよ。大好き!」



 佐々木が抱きしめる力を強くしてそう言う。



 やばい……



 やばい、やばい……



 なんだこれ!?



 心臓が凄く締め付けられる。すごく幸せな気持ちになる。この時がずっと続けばいい。そう思う。



 俺は佐々木を抱き返して



「俺も佐々木のことが好きだよ。大好きだよ」



「……っ!!朝比奈くん、私も旅について行っていいよね」



 佐々木は俺から離れて真剣な顔でそう言う。だから俺も真剣に返す。



「うん。いいよ。その~、俺の彼女として一緒にいてください」



「は、はいっ!!」



 満面の笑顔でそう返事した佐々木。そして、



「ねぇ、朝比奈くん。私たちもう、恋人同士なんだよね」



「そ、そうだな」



「じゃあ、その証が欲しいな……」



 そう言って目を瞑って唇を突き出す佐々木。




 …………え?



 こ、これは!!!



 キスですか!!??



 いや、いやいやいや!!



 いいのか!?さっき付き合いだしたばっかりだぞ!!



 ちゃんと順序ってものが……



 でも、こんなことを女の子にやらして何もしないのはダメだろ!!



 だから……



 佐々木の肩に手を置く。ビクッとする佐々木。



 でも、動こうとはしない。待っている。



 俺はゆっくりと顔を近づけて……



 キスをした。



 佐々木の唇の柔らかさ、温かさが伝わる。



「んっ……」


 五秒?十秒?一分?



 どれくらいの時間が経ったのか分からないけど、ゆっくりと唇を離す。



「キス、しちゃったね……」



「うん……」



「私のファーストキスだから……」



「俺もだよ……」



 そして、再び抱きしめあう。




 なにこれ!?やばい!!幸せ過ぎるんだけど!?




「ねぇ、朝比奈くん。これから私のことは名前で呼んでほしいな」



「え?な、名前で……」



「うん。ダメ、かな……」



 上目遣いで見てくる。だからそれ反則だって……



「分かったよ……ゆ、唯香。俺も名前で呼んでほしいな」



「うん。わかった春樹くん」



 もう一度キスしようと顔を近づける。それが分かった佐々木、いや、唯香も顔を近づけて、



 唇が触れる瞬間、




 ―――コンコンコン



 ドアがノックされた。



 ビクッとなって少し距離をとる俺と唯香。



「晩御飯の時間が残りわずかとなっています。食べられるのならお急ぎください」



 どうやら俺たちがご飯を食べてないから呼びに来てくれたらしい。



「ご、ご飯食べに行くか……」



「そ、そうだね……」



 呼びに来てくれた人に「すぐ行きます」と伝える。



「唯香、行こう」



「うん!春樹くん!」



 俺たちは手をつないで食堂のある一階へと降りていった。

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