初対面のスーツ男子に「趣味はなn(以下略) の、その後

 前回更新から半年以上が経過し、ぐったり余裕のなかった時期を脱したようで、最近は暮らしの中で少し趣味に費やす時間を持てるようになった。


 ざっくり私の趣味は、

・映画

・音楽鑑賞及びピアノ演奏(クラシック・ジャズ)

・ゲーム

・作文及び創作

 四つに分類されるということは前回のとおり。


 さて、では何を一番に再開したか。



 結論としては、


「全部」


 である。



 振り返ると、とある事情でピアノの練習をしなくてはならなくなり、「もともと弾けるレベルの曲を改めておさらいする」というのがとてもいいリハビリになったようだ。

 久しぶりに鍵盤に触る感覚と、弾けるようになる嬉しさ楽しさを思い出していくうちに、

「そうだった、あの曲を弾けるようになりたかったんだった!」

「そうそう、あの映画が気になってたんだ!」

「おもしろいゲームがやりたい! 古い名作ならハズレがない!」(←環境が変わる前、最後にプレイした作品がとんだクソゲーだった記憶を払拭したかった)

「なんか書きたい、あの続き!」

 という感じで、いっぺんにいろんなやる気が蘇ったのである。


 これは自分でもおもしろい発見であった。



 おもしろいと評価の高い古い映画、何本かリストアップしたメモを作ってある。


 ピアノの自主練継続は、さすがに相当本気にならないと難しい。なので、もしかしたらもっと余裕ができたころに、また習いに行くかもしれない気がしている。ジャズかクラシックかはわからないが。


 未プレイだったFF4をクリアし、現在FF5をプレイ中。昔は嫌いだったRPGのジョブシステムが、いまは楽しい。

 あの世界で、各所にあるピアノを練習していくとピアノマスターになるサブイベントがある。ちゃんとたどたどしい音階から始まって、ハノンをこなして曲の難易度が上がっていくのがわかるのも、ピアノを習っていたおかげだ。(ドビュッシーのアラベスク一番が弾けるとピアノマスターなので、私もあの世界にいたらピアノマスターになれていたはずだ!)


 未完の長編も、気まぐれにちまちま進めている。

 誰にも見せない自分だけの楽しみを持っているというのは、いつでもどこでもできる、最高の暇つぶしである。



 結局、全部、趣味は趣味だ。

 やりたいことをやりたいときにやり続けるしかない。


 器用ではないが、私はいまの、自分の人生が楽しい。

 贅沢で、幸せな日常である。


(20220201)

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