弾けると自称するにはまだ早いが
ピアノを習い始めて丸2年経った。
薄々気づいていたが、手が小さいので物理的にモーツァルトのトルコ行進曲は弾けない。諦めた。
ぐわっと思いっきり開いてやっとオクターブ届く手の大きさでは、とても無理な曲だ。
今取り組んでいるのは、ブルグミュラー18の練習曲と、バッハのインヴェンション。マイペースにちまちまと進んでいる。
難易度的には、小学校高学年から中学生あたりが取り組むレベルらしい。このへんの曲を、低学年の小学生たちがステキに弾きこなしてる動画がよく検索で引っかかるが、どんな教育をしたらこのレベルを年齢ヒトケタの子が弾けるようになるのか謎過ぎる。
インヴェンションなんか、子どもにやらせたらわけわかんなくなってバッハ嫌いになるだろこれ、と、よく思う。
楽譜も見るとそんな難しいことは書いてないし、プロのCDなんか聴くとうっとりするくらい素敵なんだが、実際弾いてみるとこれがまた一筋縄ではいかない曲ばっかり。バッハもよくこういう曲とか、さらにわけわからん曲を山ほど書いたよな。好きだけど。
不思議なことに、ブルグミュラーの曲とインヴェンションを練習する時に頭の違う部分を使うようだ。ブルグミュラーは音楽を弾いてるが、インヴェンションはパズルを解いている感覚に近い。
そして弾けるようになると、ものすごく気持ちよくてかなりのストレス発散になる。
特にインヴェンション5番、6番のパズル感と言ったらない。
ものすごくおもしろい。
これ絶対ボケ防止になる。一生弾き続けよう。一生のレパートリーにする。
バッハありがとう。バッハを発掘してくれたメンデルスゾーンもありがとう。
(20150303)
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