　クラシックピアノレッスンのテキストがソナチネに入った。

　通っている個人教室の先生はオーソドックスな流れを汲んでいる方で、バイエル→ブルグミュラー→（ハノン→）チェルニー→ソナチネ→ソナタといった感じで進んでいく。

　矢印の合間には、ギロックだとかちょっぴりバッハだとかも挟みながら、個人の向き不向きと好みを考慮してレッスン曲を選んでくれる。

　私は最初から明確に「バッハが弾きたい」という目標があり、鍵盤経験者なので譜読みも指も大丈夫だったからプレ・インヴェンションとハノンから始まった。

　インヴェンションからシンフォニアに入ったところで詰まり、ちょっと寄り道しましょうかと休止中。

　ハノンもスケールに入る前でいったん終わりになって、チェルニーへ。20番から始まって、現在30番の終盤。

　ときどき、「やりたい曲ある？」と訊かれるので、「平均律第一番プレリュードが弾きたいです！」「ドビュッシーのアラベスク一番！！」「小犬のワルツが弾きたいです！　ショパンはそれだけ弾ければいいです！」と答えると、先生の楽譜コレクションの中から使いやすいやつを貸してくれるのでとても助かっている。

　三曲とも合格もらえた。次はドビュッシーの「月の光」を狙いたい。

　「これ終わったら、こっちちょっと弾いてみて～」と先生から指定されることもある。他の生徒が小中学生ばかりなので、大人に弾かせるとどうなるかを試したいときや、いい曲なのに弾けるレベルの生徒が他にいない場合にお鉢が回ってくる。

　「やっぱりこのレベルを弾けるのはうちじゃ他にいないのよねー」って。

　というわけで今、この教室で、ソナチネと、もう少しでチェルニー40番に突入するレベルなのは私だけみたい。

　ソナチネの楽譜を楽器屋で眺めてみても、全曲やるわけではないから基本的な曲もおさえた有名どころピックアップ版でいいって言われたが、今はいろんな版があってどれが何やら。なるべく見やすいやつ。黒丸が詰まってないやつ！　全音はだめだ！！

◆

　ちなみにヤマハのお店に行くと、エレクトーン用に編曲されたハノンと25のブルグミュラー、チェルニー30番の楽譜があるのはあまり知られていない。レジストデータ付き。

　どんな音なのかちょっと興味あるけどわざわざデータつけなくてもよくない？　自分で好きにレジスト作る練習もさせたらいいのに。

（20170312）

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