プロローグ5
初めての仕事を終えたハルと――。
二人が神の世界に帰還した後もミアも含めた三人は神器を作り続けた。
そしてまた以前とは別の国の村に神器を配るためだ。同じ国に配り続けてしまうと国同士の力の関係が崩れてしまう。
ハルと――が戻ってきて数日後、今度はミアが人間の世界に神器を配りに行くこととなった。
「じゃあ、行ってくるよ――、ハル」
「いってらっしゃい!」
「気楽にな~」
こうしてミアは人間の世界へと降りていった。この時は誰もあんなことになるとは想像もできなかった。
◇
人間の世界に降りたミアはハルと――と同じように祭壇の上に立つ。
「ようこそ、おいでくださいました神様」
長老のような人間が村の人間を代表して前に出て挨拶をしたその時だった。
周囲の物陰から人間たちが一斉に矢を放ったのだ。
「っ⁉」
完全に油断と初めての仕事で緊張していたミアは数本の矢を其の身に受けてしまった。
さらにその場を離れようとするミアにとんでもない重みがのしかかる。
人間の一人が腕に紋章をうかばせながら、手に持っている球体の神器を発動させていた。特定の相手に働く重力を倍にする神器なのだろうか。
「よし!いいぞ。このまま神を殺し、まずは神器を奪え。次に神の持つ能力を手に入れるぞ」
ミアの周囲にさらに神器らしき道具を持った人間が増える。
人間は考えた。神から授かったこの道具だが、存外これで神をも殺せるのだと。
「っ~~~~~~、お前……ら、絶対に……ゼッタイ……ニ……ユルサナイ!」
◇
*この作品はフィクションです。
* * *
まだしがない学生のw-Akiです。つたない文章ですが読んでくださってありがとうございます。訂正した方が良い箇所がございましたらアドバイスをもらえると嬉しいです。
reincarnateは私情により来週から土曜日22時ごろに投稿する時間を変更します。ご了承ください。
宿題や課題で忙しく、投稿できないこともあるかと思います。ごめんなさい。
Twitterを始めました。小説のネタになりそうな話や簡単なイラストなどを投稿しようかと思っています。初めに言っておきますと絵は下手です。中学の美術の成績で5を取ったことがあります。10段階でね‼
Twitterには僕のプロフィールからとんでいただけると思います。
こちらの小説も書いています。興味があればどうぞ!
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タイトル:皇国の清水秀二
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