理系文系論
紅亜真探
六百円の買い物に一千百円を出すそうな。
計算ができれば理系、文章が書ければ文系。それは非常に短絡的な考えだと言わざるを得ない。
これは結果がどうこうというよりも、そこへたどりつく道すじをどう選ぶかという話である。
ある問題が出されたときに、『経験則』を重視するのか、はたまた『条件や理屈』を重視するのか、理系文系とはつまりそういうことであるとわたしは考える。もちろんここでは前者が文系で、後者が理系である。
計算になれている文系はすばやく計算ができるだろうし、文字の理屈を理解できている理系は文章が書ける。
逆に、数字の理屈に到達していない理系は計算ができないだろうし、文章を書いた経験のない文系は文字をまとめることができない。
理系文系論 紅亜真探 @masaguri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます