第57話 少年王と魔王織田・和紗・信長との対峙とシャッコロ族・トゥクル・コシャンの父への想いっ! 6
マギアンティア世界統一暦・1555年・10月27日・午前9時47分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・第三連合地方・キリヤ公国連合国加盟国家・奥州独立自治王国・北アマテラス北方三方列島地方内・北海島国州・海南地方・八雲平原地帯及び赤淡半島沖海上と中浦湾沖合にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一艦隊総司令官の五十鈴と第二艦隊総司令官のジェシカの二人は、情熱的な愛を語らう戦振りを通信機やドローンカメラでの映像で見て居たりする。
「あらあら、勇くんたら、ホンと愛されて居るわね。」
「あそこまで堂々と愛を叫べるのは羨ましいな。」
「あら、ジェシカは嫉妬でもして居るの?」
「まぁな。何だかんだで、勇治の奴はみんなのものと言っては居るが、正妃のセレジアが居るから、アイツに愛情を正面切って言う事は、遠慮がちに成る奴が多くなる筈だ。」
「それにまだまだ幼い。先ずはセレジアと勇治が本当の意味で恋中に成らないと、その後の話が進まないからな。」
「そうね。セレジアは、あの子は勇くんの押し掛け女房てすもね。」
「そう言った意味で、勇くんは本当の恋愛をまだ経験をして居ないものね。」
「例え、今の彼が王族で、これからも色んな女の子達がお嫁さんにしてと押し掛けても、OKしちゃうのが勇くんですもの。」
「だが、それじゃダメなんだ。」
「でも、今の彼に女の身体を覚えさせれるは、私は反対よっ!!」
「分かって居るって!!それを知るには、心身ともに成熟する頃合いの年齢・・・・後3・4年は待たないとなぁ・・・・・」
「それを如何したら良いのかが・・・・問題なのよね。」
年上のお姉ちゃん達も含めたキリヤ公国の課題。
それは勇治がまだまだ恋愛に疎いと言う事だった。
13歳の少年でもあるので、ラブコメ程度のお話なら理解できるが、実際に恋愛に付いて、如何なのが分からないのである。
今の所は、どの女の子も友達以上に成った子が数名、それに近い位置が数人かな。
まだまだ勇治は、本当の恋を知らない。
そんな話題を話して居る内に、五十鈴とジェシカの指揮下に在る反乱軍鎮圧派遣海軍艦隊の全艦隊にも攻撃命令が下る。
「キリヤ公国連合国反乱軍鎮圧派遣海軍艦隊の全艦隊へ、第二作戦を開始っ!!」
「こちら五十鈴、第一艦隊っ!!了解っ!!」
「こちらジェシカ、第二艦隊っ!!了解っ!!」
「第一反乱鎮圧海軍艦隊の全ナデシコ自治統合海軍の艦隊へっ!!交互打方よーいっ!!」
「その他の艦隊の艦船は旗艦とデータリンクし、攻撃目標地点を割り振る。各艦撃ち方よーいっ!!」
五十鈴旗下の第一反乱鎮圧海軍艦隊は、陸地に近い位置に駆逐艦隊。
その後ろに揚陸艦隊と輸送艦が控えている。
巡洋艦隊がその後ろに、続く重巡艦隊。
その更に後ろに戦艦隊がズラリと居並んで居た。
キリヤ公国海軍艦隊とナデシコ自治統合海軍の空母機動部隊と補強艦隊等は、その更に後ろに控えていた。
五十鈴が指示した交互打方とは、二連装主砲または三連主砲を持った戦艦の砲門を交互にって、弾着地点を修正しながら撃ち続ける砲撃方法の事である。
ナデシコ系の戦艦が、主力である第一反乱鎮圧海軍艦隊は、近代機械化改修が済んでも、一番に戦い易いやり方で戦って居た。
「戦艦隊っ!!交互打ち方始めっ!!続けてキリヤ公国海軍各艦へ、誘導弾発射っ!!」
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「だんちゃ~く・・・・今っ!!」
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「初弾命中、目標地点への弾着修正の必要無しっ!!」
「宜しいっ!!続けて効力射撃開始っ!!」
「了解っ!!各艦へっ!!続けて撃てっ!!」
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「「「「「うわあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」
「どっ、何処から撃って来たんだっ!!」
「砲撃は敵正面に在らずっ!!海からの様ですっ!!」
「何だって?!そのんなバカなっ!!」
「一体、どれくらいの距離が、在ると思って居るっ!!」
「でっ、ですが・・・・・・」
「報告しますっ!!どの地域での海側の我が方の砦や補給拠点に砲台陣地が尽く一瞬にして消し飛びましたっ!!」
「何だとっ!?」
「有り得ないっ!!」
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「大変だっ!!今度は北側から来るぞっ!!」
「伏せろっ!!」
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アイヌル民族解放血盟団は、第一・第二反乱鎮圧海軍艦隊の数百門もの砲台。
数多のミサイル射出基に由るミサイル・砲弾の土砂降りの雨の如くの様な攻撃を喰らい消し炭に成るか、恐怖に打ち震えるのか、それは運次第だ。
そして、更にどうなるかは誰にも分からない。
無作為に逃げ惑う者等は、キリヤ公国連合国軍の強靭的な強さに、恐怖し始めて居た。
「流石は五十鈴だな。見事な統制射撃だ。」
「ありがと、ジェシカ。貴女も容赦の無いピンポイント攻撃ね。」
お互いの手持ちの艦隊に由る統制射撃が一段落すると、両艦隊は揚陸艦隊を派遣させた。
この戦いの主要地点に付いて、中間説明をして置く。
この戦いの舞台と成って居る北海島国州は北海道と同等の面積を誇ると、先に説明して居る通り。
戦地である地点を北海道で例えて説明すると、後志地方の全域、狩場山・北部渡島地方等地域が戦火と成って居る。
キリヤ公国連合国反乱軍鎮圧派遣軍の総司令部本陣は、狩取山と呼ばれる地点の頂上である。
その東と西側には キリヤ公国連合国反乱軍鎮圧派遣海軍艦隊が展開して居り、砲撃とミサイルを撃ち捲くって居た。
既にアイヌル民族解放血盟団が守る沿岸地域の防衛砲台陣地は、駆逐艦隊と巡洋艦隊に由る一斉に砲撃で壊滅。
序で団員として参加して居る拠点集落ら洞窟拠点も砲撃されて壊滅。
その中には最後まで、この馬鹿げた争乱に付き従わされた団員達の家族と親族も入って居た。
この巻き沿いに関しては、キリヤ公国連合国中央政府とアイヌル族長連合会の部族長達も、再三に渡ってキリヤ公国連合国と和解と投降呼び掛けて居た。
そして更には、アイヌル民族解放血盟団から足抜けと協力を止める様に勧告を再三に渡って繰り返しても居た。
だがしかし、とうとう最後まで強硬に戦うと言って聞かない狂信者達に、文字通りに、地獄の其処まで付き従わされてしまった様である。
キリヤ公国連合国中央政府としては、この犠牲者に関しては、当事者達の責任とし、遺族には保証金は払うが謝罪はしないとして、アイヌル族長連合会の部族長達も承知して居るとしていた。
キリヤ公国連合国反乱軍鎮圧派遣軍による作戦は、最終段階の第三段階へと移って行く事に成る。
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