第6話
そこは無駄に広く、無駄に人が居た。
顔に笑顔を張り付けて話してくるそれに気持ち悪さを感じながらも
小室は言う。
「親の面倒を見ろ」
当然のようにお断りされる
「金を返せ」
当然のようにお断りされる
こいつらは一体何なのだろうか?
金をむしり取るだけ取っても優遇され、
人を救わなくとも罪を問われない。
役割を果たさないものがあり続ける事に何の意味がある。
やたらと笑い声が聞こえるその場所を歩いていると
気持ち悪くて仕方がない。
そして三度目の訪問で奴らの役割に気づいた小室は
自分の役割を果たした。
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