第5話



 一人で生活するにも一杯一杯の小室が

 

 結局、親の面倒を見る事になった。

 

 久々に会う親はとても醜く、醜悪な何かだった。

 

 それでも面倒を見たのはそうせざるを得なかったからだ。

 

 社会が、世間が小室にそれを強いる。

 

 毎日を自分がすり減っていく思いで過ごしていた小室

 

 そんなある日、なけなしの金が無くなっていた。

 

 必死になって探したが見つからない、小室はパニックになった。

 

 どうして? 何で? そんなはずは 

 

 そんな小室を睨みながらどうしたと聞いて来る親。

 

「ここに置いてあった金をしらないか? 」


「ああ、それならxxxxにお供えしてきたよ。


 少なくて恥ずかしかったけど無いよりはましだからね」

 

 それを聞いて一体何を言っているのかが理解できなかった。

 

 別の世界の言葉でも話しているんじゃないかと思ったくらいだ。

 

 お前たちの現状を作った奴らにまだ貢のか?

 

 そして小室は役割を果たしていない奴の所へむかった。

 

 


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