第4話
「せ・・せ せん ええ つな がららぁ・
私が・・田舎 いえ 故郷でばぁちゃん あ
祖母の介護を・・」
周りの空気を読んだような子がっと思うとビクビクしまくっている。
うん ごめんね 貴女には絶対迷惑かけないよ
「ありがとう そう方がいて下さったのね お願いしてよいかしら?私 貴女のお気持ちとても嬉しいわ 王子様もこのような良い方がいらっしゃるなら
横から椅子をご覧なってたらよかったのでは?」
嫌味満載 うん ごめんね 温厚路線で行きたかったけど自分の見せ場潰されたって感じのこの坊ちゃん王子にイライラが止まんない、、、
顔がいいけりゃ何してもいいってかー?
顔がいいなんてのは二次元だけでお腹一杯
男は顔じゃねーんだよ 優しさと抱擁力と
あと忍耐力だ
「お名前教えていただけます?」
車椅子の側で震えながら土下座してる猫耳の子に
ほんとごめんねと謝りながら言う
「ス・・・ス・テ・テテテ・ララ・・とせ・・せ
せい せい 」
かっちこっちだ・・・
「ステラさんねー ありがとう 段差の事とか分かり合えるなんて嬉しいわー お願いしたいの?
いい?」
ニッコリと笑いながら言う。
我ながらいう汚いお願いしますの笑顔だ・・と
うん 困った時にどうしようもない時に人に頼る時
する貴方しかって顔・・
そうする時しかないとこが一杯あった
ちょっとした段差 ちょっとした扉 そんなのが
開けれない通れない。
人がこのくらいって段差で転倒して病院にってこともあった。
「は・・、いぃい」
そのような獣人がって聞こえた時に後ろにいる王子様を白い目で見ながら小声で言う
「車椅子みたいだけなら横でいいでしょ? あの子あんなに震えて言ってるのにそれは無視するの?だったら私も貴方達の言い分は一切聞かない無視でいいよね」
私にはなんの力もないけどいまはまだ交渉くらいはできる。
「ステラ そなた身分は?」
「メ メイ メイドでございます」
「ならば今から聖女様の侍女とする 聖女様はそれをお望みになられた」
はいーーーー????
言ってません 言ってないしーーーー
道中お前が嫌だから代わってもらっただけだーー
あの呟きが隣になったのはイライラしたけど真夏の
クマゼミのウザさだ 飛ぶまで我慢 勇気を出して
空気かえてくれたステラちゃんの為の我慢だと自分に言い聞かせた。
ちなみにマンションにセミが止まって煩いときは
窓開けて水鉄砲で撃退が最高です。
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