32.Eさんとの出会い(おいたん登場!)
誰でも好きになっちゃう病に陥っていた、というエピソードを前回お話しましたが、今回はそんな状態で出会った男性、Eさんについて書きたいと思います。
Eさん、結論から書きますとおいたんです。はい。令和三年四月現在私の旦那様であるおいたんがEさんです。ここではまだ出会いのエピソードなのでEさんと表記します。
Eさんと出会ったのは、いつの事だったか覚えていない。気が付いたらB病院の外来の喫煙所でおしゃべりをするようになっていた間柄だった。トレードマークは野球帽。あんまり顔は見えなかったから、雰囲気だけで個人を判別していた。印象としては『よく喋る人』で病人には見えない普通の人だった。とにかくよく喋るお兄さんだった。いつしか私は『よく喋るお兄さん』と会うのを楽しみにするようになった。
そして、どういう流れでそうなったのか覚えていないのだが、出会ってから一年くらい経って(※年月はおいたん情報です)私は『よく喋るお兄さん』にメルアドを渡した。何となく好きだなこの人と思ったからだとは記憶している。しかし、その段階では私は『よく喋るお兄さん』の名前も知らなかったし年齢も知らなかったし職業も知らなかった。
そして、『よく喋るお兄さん』はメールをくれて、名をEさんだと言った。数回メールをやり取りしていたら、Eさんからカラオケに誘われた。いわゆるデートだ。
私はウキウキしてその日を待った。待っている期間に、友達が自殺するというショックな出来事があった。だから私はデートをキャンセルしようとした。それを、別の友達から「行った方がいい」と諭された。この時、この後押しが無かったら、私とEさんのご縁がどうなっていたかは分からない。
結局私はデートに出向いた。Eさんとカラオケでお酒をしこたま飲んで歌って、楽しかった。結果的に、Eさんとはお付き合いをする事になった。
Eさんの年齢を聞くと、私より十三歳年上の四十七歳(当時)だった。思っていたより若かった。私はデートに行く前に両親に「五十代の人とデートして来るね」と言って出かけたのだ。当時は一人で出かけるのは基本的には禁止だったけども、誰か付き添いがいれば親は安心して私を外に出してくれた。Eさんの事は、母も病院で見ていたので、何となく快く私を出かけさせてくれたのだ。
Eさんとお付き合いを始めた時、私はまだ多剤大量処方の真っ最中だった。しかし、Eさんと2、3回デートしただけの時、そう、そのタイミング、その時だ。そんなホヤホヤの時期のある日、突然私は全身痙攣に見舞われる。
そう、次回から回復編に突入します!!!
全身痙攣が襲ってきた無雲! その時Eさんはどうする? 母は! 父は!
そして颯爽とM先生がぁぁぁ!!!(どんな告知だこれ)
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