第2話:最高の生き方
β5「敵は?」
β1「あと2機」
β5「あと2機?落としとけよ」
β3「無理言うなよ」
β5「くそ」
β2「後ろに付かれた」
β5「自分で何とかしろ」
レーダーで位置を確認する
方向を変えて加速させる
β2「・・・振り切れない」
アラームが鳴る
後ろからガトリングが撃ち込まれる
β2「くそ」
機体を急降下させる
下からβ5の機体が上がってくる
ガトリングが撃ち込まれる
β2「嘘だろ?」
ギリギリで弾をよけてβ5とすれ違う
後方で爆発音がした
レーダーにβ5が移る
β2「オレごと打つなよ」
β5「おとりになったんじゃないのか?」
β2「・・・」
β5「残りは」
β4「見失った」
β5「鬼ごっこもできないのか」
β4「・・・」
β3「見つけた・・・くそ速すぎる」
β5「ふざけろ・・・箱」
AI「はい」
β5「ドーピング」
AI「しょうがないですね」
左の二の腕にセットされた装置から注射される
AI「30秒待ってください」
レーダーでβ3を確認する
β5「リミッター解除」
AI「15秒でシステム解除」
β5「了解」
機体を加速させる
AI「わかってないでしょう?」
β5「うるさい」
AI「リミッター解除後の耐久時間は60秒それで終わらせてください」
β5「・・・どっちかが終わるよ」
AI「システム解除しました」
機体をさらに加速させる
AI「だから、まだ」
β5「追いつくころには15秒経ってる」
AI「・・・」
β5「見えた、制御を脳波に切り換えて」
AI「20秒経過」
β5「うるさい」
人体の安全範囲を無視して加速させる
AIがパイロットスーツの人工筋肉を制御する
歯をくいしばる
β3の機体を追い越す
β5[β3に全弾発射させろ]
AIがβ3の機体を制御してミサイルを撃つ
β3「こんなことができるのか?」
ミサイルが敵機を追う
チャフををばらまく
爆発をかわしながら追う
AI「40秒経過」
β5[うるさい]
呼吸ができない、血液が回らない
β5[撃てよ]
AI「言われなくても」
ガトリングを発射するがかわされる
AI「50秒経過」
β5[当てろ]
AI「難しいことを簡単に言わないでください」
β5[黙れ]
AI「5・4・3」
β5[どいつもこいつも]
AI「2・1・0 限界時間突破」
β5[どうでもいい]
さらに機体を加速させる
β5[撃て]
AI「了解」
ガトリングを打ち込む
翼にあたった
敵機が態勢を崩す
β5[・・・やば・・・]
意識が消えた
AI「あらら、あとよろしく」
β1「了解」
AI「あ・・燃料ないや」
β2「おい」
β5の機体が落ちた
------ 冒頭へ
AI「救助はすぐにきますよ」
オリビア「・・・何年ぶりの海水浴だろう」
AI「私は初めてです」
オリビア「だろうな」
30min後に救助されて空母に収容された
手当を受けてベッドで寝ていたら開発主任がやってきた
開発主任「よくやった」
オリビア「・・・どうせお前のエゴだろ?」
開発主任「ん?なんのことだ?」
オリビア「どうせ他の研究機関がドローンの戦闘機を国に納入する話になってお前の強化人間と比較した・・・違うのか?」
開発主任「さぁ、なんのことかな」
オリビア「まぁいい」
開発主任「お前の居場所をあたえたんだから感謝しろよ」
オリビア「・・・どう考えても無理だろ」
開発主任「そうか?好きなんだろ空が」
オリビア「・・・」
開発主任「まあ、ゆっくりしてくれ」
オリビア「いわれなくても」
開発主任「あの箱使えるだろ?」
オリビア「・・・ああ、人間よりは・・・」
開発主任「それは良かった」
そういって部屋を出ていった
オリビア「・・・居場所か・・・まぁ・・・そっか」
最高の生き方と最低な死に方 Iris @Iris-8800
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