第2話:げんじつ

ホテルの部屋に移動する


2人でソファーに座る


別れる時にした約束


[もし、次に私とあなたが合うことがあれば話してあげる]


女「さてと・・・何から聞きたい?」


「そうだな・・・どうして死にたいの?」


女「・・・そうなると全部話さないといけなくなるかな・・・」


彼女が話し始めた


------


戦場で生まれて育ってどんな扱いを受けるかしってる?


親も戦争で死んだかどこにいるかわからない


16歳くらいになったら行き場のない女がどこでどういう扱いをうけるか


・・・なんとなく想像はできるでしょう?


兵隊の施設に囲われて


そんな子が何人もいるところで


処理の道具につかわれるの・・・穴という穴は全て


使い続けるおもちゃだけど扱いはそれなり・・・一日に複数の男から何回も


銃を向けられながら


銃を穴に入れて遊ぶ人もいたかな・・・そのままトリガーを引いてくれればいいのにって


たまに銃声が聞こえるの


銃を奪って自分で・・・それとも抵抗して・・・


私はどちらもできなかったけれど・・・


そんな生活がどれくらい続いたかな・・・内戦が終わって


私たちは回収されて・・・売られた。


私を買ったのは年を取った金持ちで慈善事業をしている人


それで私はこの国に来て教育を受け直して、学生になった


そしてあなたと出会った・・・


------


こんなところかな・・・

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