第一節2項「嵐に舞う 2」

 エフェルト=ハインが部下のふたり――とは言っても一人は年上、と共に、龍礁北西部の低い丘陵を超えようしていた。


 雨に濡れた真っ黒なキャップを目深に被り、一見は冒険者らしき装いをしているが、明らかに着慣れていないといったぎこちなさを隠せない。


 目的地は『すげえ龍』が居るとの噂がある第四龍礁【レベルB】。二十九歳の誕生日に、ファスリア東部の自治都市、マロベリーの酒場で偶然出会った男と意気投合し、目一杯酒を奢って貰って前後不覚になる程に吞んだくれたところで『良い儲け話がある』と持ち掛けられたのが、龍礁を護る結界の不備……『穴』の話だった。


 詐欺、窃盗、スリから偽証や偽造など、違法行為を繰り返して日々の糧を得ていた彼は、一年前のある日、気紛れに参加した闇博打の場で、動向する仲間の一人、アカム=タムと出会う。


 当時二十二歳の彼が弟に似ていた事もあり、なし崩し的に彼の面倒を見始めるが、実は、アカムはギャンブルにのめり込んでマフィア相手に多額の借金を背負っており、放っておけば、とてもえげつない結果が待っているのが明らかだったので、仲裁に入る事にしてしまう。

 借金で首が回らなくなる、という表現があるが、それは回る首が残っていれば、の話だ、と言えば結果は想像できるだろうか。


 そして、自身も全財産を賭けた大勝負に負け、エフェルト自身もアカムと同じ境遇になってしまったのだった。


 しかし、それでもまだ真面目に働いてコツコツ返していけば返済は不可能ではない程度の額。だが、まともな職に就いた事(就こうとしも就けない立場だが)もなく、そういう部分に頭が回らないのが彼等のその後の運命を決定付けていたと言える。


 そんな状況だったので、件の儲け話に乗らざるを得なかったエフェルトは、旧知の仲で、これまた違法行為を生業としていたモロッゾ=ブリアネンスを加え、一攫千金の代名詞『ドラゴン狩り』、つまりは密漁、に乗り出したという訳だ。


 いわゆる冒険者崩れ、と言っても良い経歴を持つモロッゾは、元はイグリム私領の自治兵団に所属しており魔物相手の戦闘の経験は何度かある。しかし等級の高い龍などは見たことすらなく、当初は装備と準備不足を理由に参加を渋っていた。

 決行するなら万全の装備を用意すること、そしてことが終わればその装備は全て

 モロッゾの物になる、という条件で、モロッゾはようやく参加を決める。

 

 一応は元兵士としてのプライドがあるモロッゾの進言わがままにより、装備調達の初期費用は少なくないものになってしまっていた。だが、この地に辿り着くまでの道中では、確かに魔物との遭遇、交戦も在ったので、それについては良い結果をもたらしたと言えるかもしれない。


 取りも敢えず一応は旅装一式を取り揃えた格好のエフェルト達だったが、彼等は長旅には不慣れ、というよりも全く初めての経験で、行程の各地でトラブルが相次ぎ、ある晩に至っては晩飯の用意で激しく揉めて、剣を抜く抜かないの大喧嘩が起きたりもしたと云う。



 と、いう事で旅費もあっさりと底を付き、『はじめてのりゅうごろし』に赴いた一行は、是が非でも龍素材をゲットせねば立ち行かないという状況に陥っていた。


 アカムもモロッゾもこの旅で体重の3%を失っている。モロッゾに至っては旅程のストレスで頭髪も2%失い、まだ30歳という割には元々大分広かった額の面積を気に病んでいたが、エフェルトもアカムもそこには触れないという事を暗黙の了解としていた。


 進退窮まった彼等はほうぼうのていでようやく第四龍礁に辿り着き、情報通りに結界が動作不良を起こしている地点を見つけ侵入、龍の捕獲を目指して嵐の中を行軍していた、というのがここまでのあらましだ。


 ――――――――――――――――――


「ちくしょう、ちくしょう。ちくしょう……!」


 ぶつぶつと悪態を呪詛の様に繰り返しつつ、エフェルトが剣を杖替わりにして丘の斜面をゆっくりと上っていく。後方からは同じ様に死人染みた足取りでモロッゾが追随し、その傍らにはまだ若く、余力を残していたアカムが付き添っていた。


「この丘を越えれば目的地が見えるはずですよ、もうちょっとっす」

 アカムが高めの明るい声で前方のエフェルトの背中に声を掛ける。エフェルトは振り返りもせず、アカムに冷たく応えた。


「お前この旅でその台詞言うの三十五回目だからな」

「そうすか?」


 アカムはもじゃもじゃの髪をわしゃわしゃと弄りながら鼻歌交じりで歩いている。にこやかな好青年を自称するが、この旅に参加することになった経緯を鑑みるとそう言い切れるものでもないだろう。ムードメーカーか、単なるお調子者か。

 それは時と場合と相手によるかもしれない。そんな彼でも家族に対する情愛は真摯なもので、特に母親に対しては定期的に手紙を書き、お互いの無事を確認する習慣だけは欠かさないでいるらしい。


「……」

 モロッゾは不機嫌と疲労の極みに達していた。自信を持って揃えた武具を使い、伝説の龍を討伐する……。そんな英雄譚に憧れていた彼は、華々しい華麗な戦いどころか、この、だらだらと続く地味な旅路に飽き飽きしていた。

 

 やることと言えば、夕餉の為に野兎を追い回して泥だらけになること、川で魚を捕ることだけ。それでも毎晩の武具の手入れは欠かさなかった。丹念に磨きあげ、いずれ起こるであろう闘いへの備えは万全にしていた。


 しかしこの有様である。


 大雨に濡れた装備は枷以外の何物でもない。エファルトやアカムの様に法術式を扱うための術符を主とした装備を最初は馬鹿にしていたが、彼等の選択は正しかったという事をここに至って認めなければならなかった。


 ――――――――――――――


 丘の頂上に辿り着く三人。期待を持って臨んだ光景に、三人の身体から力ががっくりと抜け、絶句する。今まで歩んで来た道程と同様に、丘の向こうにも果てしなく森林が広がっていた。森林部を取り囲むように山々が見える。

 事前にある程度は地理を調べては来ており非合法に入手した地図―—古いものだったが――では、高位の龍は都市の跡地の先にある高地周辺に棲まうとされていたため、目の前の景色にそれを否定された事に、三人は項垂れてしまった。


「「マジかよ……」」


 三人が心の底から思っている事が同じ言葉となって表われる。皮肉にも、長い旅を経て三人の心がここまで一つになったのは初めてだった。


 ここまではそこそこ元気だったアカムも頭を抱えるが、ふと頭を上げて、目線の先にあるものに気付く。

「―—いや、あれ!アレ見てください!」

「ん?」

 エフェルトとモロッゾが突然興奮しだしたアカムを訝しげに見て、それから、アカムが指さしている方向に目を凝らした。


「お?おお……!おおおっ!?」


 アカムが示した場所を、目を細めて確認すると、二人も思わず感嘆の声を上げた。

 背の高い針葉樹の木々に埋もれてはいたが、その中に幾つかの高い建物の形跡があった。恐らくは時計塔や教会だろう。それらの影が、遠くで瞬く稲光で浮かび上がっている。地図は合っていた。合っていたんだ。


「よし、よし!よおし!行くぞお前ら!つるぎの留め金は外しておけ!」


 モロッゾが野太い声で叫ぶ。一気にやる気が沸いてきたようだ。一方でアカムは目的地を実際に目の当たりにすると気が挫けた様だった。

 ――だってこの先にすごい龍が居るんでしょ…?

 しかしここで付いていかなければ龍に殺されるより前に仲間二人にボコられる。行かなければ。しかしせめて。

「ママに遺書書いてからでもいいすか……?」

 情けない声を上げるアカムを、モロッゾが振り返り見る。

「ひッ!」

 モロッゾの表情を間近に見たアカムが恐怖に慄いた声を上げた。鬼の様な形相をしていたらしい。それを目撃したのはアカムだけだ。


「おふざけは、そこまでにしておけ」


 エファルトが静かに言うと、二人の表情も冷たく、暗くなる。


「相手が龍だろうがなんだろうが、俺等だって生きていかなきゃいけねえんだ。はるばるここまでやってきた以上、もう後には引けねーぞ。仕入れの準備だ」


「……ああ」

「はい」


 鞄から厳重に密封された装備群を取り出す三人。粗末に扱っていた他の装備とは違い、これはこの旅の大きな目的の為に使うもの。対龍装備と呼ばれる、龍を殺す為だけに用いる禁具だ。


 飛翔を阻害する罠術符や龍族の存在コードを直接破壊する式が封じられた武具。

 龍にのみ作用する毒、と言っていいだろう。この『仕事』に取り掛かると決めてから、あらゆるルートを通じてかき集めた虎の子だった。それぞれが臨戦態勢を整えようと装備を確認していると……


「……主神アトリアよ、我らに加護を与えたまえ。願わくばその御名において、邪悪なる龍を討ち、我等の糧とする力を――」

 唐突にアトリア教の祝詞を呟き始めるモロッゾ。

 エフェルトは、アカムと目線を交わす。


 普段なら、敬虔すぎるアトリア教信者、モロッゾの多少重すぎる祈りには困る二人だったが、今回に限っては、彼と同じ様に祈りを呟かずにはいられなかった。


「……我らに力を与え給え。主神の敵たるものを打ち砕く天雄の……」



 ――――――――――――――




 暗闇に光る眼。

 そして咆哮。




 ――――――――――――――


「……おい、待て、あっちを見ろ!」


 戦闘の準備を終えようとしていた時、エフェルトが鋭い声を上げ、南東部の地平に瞬く光源を捉え、二人に促す。

「あれは……?」

 モロッゾも目を凝らした。


 光源が近づき、楊空艇の主機関が飛翔に使う術式独特の、高い駆動音が大きくなってくる。


「くそ、テイマーズの揚空艇か!思ってたより来るのが早えぞ!」

 飛行する物体の正体を悟ったエファルトが叫ぶ。


 アカムの声が動揺でひっくり返り、周囲を特に意味もなく見回す。

「ええ!?まずいっすよ!逃げましょう!」

「……そうだな。だが、しかし……」

 モロッゾが低く唸る。ここまで苦労して辿り着いた目的地を目の前にして撤収などできるものか。だがこのままこの場に留まっていても結果は火を見るより明らかだ。


 続行か撤収か、三人が判断に迷っている間に、三人の想定外の高速で航行していたマリウレーダが、あっという間に三人の頭上に到達する。外殻に装備された光源が地上を照らし、眩しさに目が眩んだ三人は腕を上げて目を守ろうとした。完全に補足されていた様だ。


「くそッ……!」


 緊張感に身構える三人に向けて楊空挺から拡声術で拡大された、若い男の間延びした声が響く。


「えー、こちらは第四龍礁管理執行機関の者ですー」

「貴方達は現在、国際条約で制定された特別保護区域への無断侵入を侵していますー」

「痛い死に方をしたくなかったら大人しく捕まった方がいいですよー」



 予想外の、緊張感の欠片も無いアナウンスに一瞬呆然とする密猟者達。


「なんだあいつ、アホか…?おい、行くぞ!」


 エフェルトが号令を出し、三人はブーツに仕込んだ跳躍符を起動させ、その場から全速で『跳ね』出した。稼働時間は短いものの、一時的に足回りに力場を発生させて、短距離のジャンプを繰り返す事によって高速の移動を可能とする術符。


 戦闘体勢を取っていたのが幸いした。術符をスタンバイ状態にさせておいたおかげで龍礁監視隊レンジャーの虚を突いて逃走の先手を打てたのは大きかった。


 三人は、樹木が生い茂る森林に飛び込み、楊空艇から照らされる光から逃れた。


 ――――――――――――


「あらあ、逃げちゃいますねー」


 ブリッジ脇の小窓から顔を覗かせ、地上の様子を見下ろして観察していたミリィが、のほほんと言う。ピアスンはタファールの方を向き、この状況に応じた規定の手続きを指示した。


「侵入者捕縛の権限を緊急行使する、伝信術を開放しろ、本部に連絡をれておけ――」


 しかし、ピアスンの言葉を遮ってタファールが大きく叫ぶ。

「―—船長!レベルBから反応大!F/IIIが来てます!!」


 同時に警告を示す甲高いアラートの音が響き、周辺の状況をモニタリングしていた表示が一斉に警告を意味する赤色に染まり、ブリッジ内を照らした。

 鋭く反応したピアスンが状況把握とその後の対応を決める為に確認を取ろうと叫び返す。

「エフス……距離と方角は!?」

「真後ろですッ!!」


 絶望と焦りに慄いたタファールの悲鳴がピアスンの叫びに呼応した。


 ――――――――――――――――――


 滞空していたマリウレーダの後部に、稲妻が迸る様な光線が煌めき、爆発する。


 上空一帯に楊空艇のシールドの役割を果たす巨大な防御法術陣が花火のように展開し、その光が付近の森や上空に立ち込める雲を照らし。


 轟音の最中、激しく振動するブリッジ内で全員が近くの何かに捕まり、放り出されまいと必死に耐え、叫び声を上げた。


「うおおおぉ!?」


 クルー達が倒れ、転がり回る中、いち早く体勢を立て直したパシズが、素早く小窓から外の様子を確認しようとするが、真後ろは視認できない。しかし攻撃に使われた雷撃と、付随して発生した式のパターンをその目に捉え、見覚えがある事に気付く。

「……さっきの奴だぞ!」

「ウッソだろ?、ここまで追って来やがったのかアイツ!」

 タファールの表情がそんなまさか、と言った感じで歪む。


 衝撃の揺れが収まる前に、ピアスンの新たな命令がクルーに下った。


「状況変更ぉ!侵入者捕縛は撤回、さき、対F/III鎮圧!総員対龍装備!船の兵装も二番だ!」


 先程までは状況を楽しんでいたはずのレッタからも悲痛な声が漏れる。

「船長ぉ!今の被弾で四番霊基もやられました!」


 突然悪化した状況にピアスンもパニック寸前の状態に陥っていた。


「いかん…!」


 ――――――――


 森の木々の間を滑るように跳び続ける密猟者三人組の後方頭上でマリウレーダが被弾した際に発生した防御術式が閃光を放った。


「!?」


 動きを止め、何が起きたのかを確かめようとする地上の三人。

「何だっ……!?」

 そして三人は目撃する。その光を後光として背負い、こちらにゆっくりと、しかし真っすぐ三人を目掛けて舞い降りてくる禍々しくも神々しい土色の龍の姿を。


 三人組を襲う為に向かってきているのは明らかだった。


「~~っ~~!!!!」

 アカムが、高すぎて人の耳では聴き取れない叫び声を上げる。

 戯画の如く髪の毛が逆立ち、眼球が飛び出そうな程に目を見開いていた。



「止まるなッ!行け!行け行け行け!行けぇッ!!」


 エフェルトの怒号が鳴り響き、我に返ったアカムは再び跳躍符での高速機動に入る。モロッゾは武具の詰まった鞄をその場に打ち捨て、それに続いた。

 三人が森の切れ目の広地から離脱した次の瞬間、つい今ままで三人が足を止めていたまさにその地点に、龍が地響きを立てて着地する。


 モロッゾ自慢の武具鞄はまさに龍の後脚の真下にあった。あの様子では無残な姿と化したのは間違いないが、離脱が遅れた場合の三人の末路だったかもしれない。


 ズシンドシンズシンバキバキと凶悪な音を響かせながら、木々を薙ぎ倒し、三人を追う土色の龍。樹木に紛れ、進む姿は、周囲からは全身を視認できないが、所謂『ドラゴン』と人々が呼び、空想し、想像し、絵画に残してきたものと、そう多くは違わないだろう。


 面長の頭部には対になった二本の角。切れ長の目に蛇の様な瞳孔を持つ深紅の瞳。開いた口には二列の牙が並び、長く太い首の背から尾まで伸びる突き出した牙の様な棘。身体は鱗で覆われており、背からは二対の翼が生え、太い前後脚と長い尾。尾の先には棘が幾つも生えていた。


 体躯は巨大とは言えないが、頭部一つで人間一人分くらいは優にある。

 逃げ惑う三人組に喰らい付こうと首を伸ばし、叩き潰そうと尾を叩きつける龍。


 大きく開いた口は大人三名程度なら軽く一飲みにできそうだった。つまり、逃げている三人なら丁度良く収まる。


「なんでッ、こっちに!来るんだよぉッ!!」


 短距離の跳躍を続けながら森の中にエフェルトの切れ切れの泣き言が響く。

 確かに、龍を狩りに来たのは間違いないが、この様な形であちらのほうから襲ってくるとは考えていなかった。可能性として十分あったのだが。

 自らの認識の甘さを呪いつつも、自分達が龍の討伐を目的とした装備を身に着けている事も思い出す。


「……ッ!モロッゾ!例のヤツを!」


 すぐ近くを同じように木々の合間を縫うように跳んでいたモロッゾの姿を認め、エフェルトが切羽詰まった様に叫ぶ。


「れ、例のヤツってなんだ!!」

「アレだよ!アレぇ!!」

 名前が出てこないエフェルト。焦ってるとままある事だ。


「光で目を潰すヤツ!!!」

 対龍光爆閃術符、という正式名称は咄嗟に出てこなかったが、目的は通じたようで、モロッゾも自身のポーチから術符を取り出して、叫び返す。


「あ、ああ!わ、判った……三でいくぞ!」

「待て!まだアカムが後方だ!」


 瞬間的に強力な閃光を発生させる術故、防護していない人間が直視すると確実に失明するような代物だった。このタイミングで使ってしまうと後方に居るアカムにも被害が及ぶため、二人は後方のアカムを必死で誘導する。


「アカーム!早く!早くもっと前に来い!!」

「それか目を瞑って跳べ!」

 どちらにせよ無茶な注文を二人同時から受け、混乱の極みのアカムは恥も外聞も

 なく泣き叫びながらも必死に跳躍を続ける。


「ママぁ!!死ぬ前に会いたかったぁ!」


 背後から彼の首筋すれすれを、振り下ろされた龍の前脚から伸びた爪が掠める。

 一瞬でも早ければ彼の首は宙を舞っていたが、幸か不幸か、その攻撃の風圧でアカムの速度は若干の伸びを見せ、エフェルトとモロッゾが術符を使う千載一遇の機会を作った。


 二人の元に全速で飛んでくるアカムの背後を見据え、二人は術符を起動する。


「一…!」


「二ッ!」


「さああんッ!!」


 起動と投擲、離脱を同時に行った瞬間にアカムも二人に追いつき、背後で術符の効果が発現し、木々の間を強烈な光が満たす。


 三人は、背後からの光を受けながら森林を飛び出して、龍礁内部を流れる大河の岸へと転がり落ちていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る