22 サイド レイカ
「乙戸・・!」
私はゲームの、女剣士レイカ。今、現世で必死に戦っている。
敵は大量に現れたグロテスクな怪物。次々人々を襲い、殺している。
私は必死に人々を助けながら戦う。
これはイロとアイの、血の繋がった者同士の禁断の合体のよって起こった破滅をもたらす事。私は知っていた。しかし、止められなかった。
――人間の官僚に呼ばれる。
「あの怪物はなんなんだ?お前のその剣はどうなっている?なぜ銃が効かない!」
「・・君たちは逃げるしかない。後は私が突撃する」
――私は、怪物を斬りまくって突撃する。空のゲーム内への穴へと。
すると、そこには、乙戸の召喚者、ヴァルキリー。
(主の命令だ。通さない)
「愚か者!地を見てみろ!人が死んでいるんだ!」
(乙戸はレイカを入れるな。との命令だ)
剣と槍がぶつかって、押し返される。強い・・!
「どけっ!」
向かう。が互角。
その時、横から、巨大な口を開けた、虫が私を飲み込む!
「う」
飲み込まれる。暗い・・体が熱い!くそ・・こんなところで。
目の前には、ヴァルキリーが居る。・・一緒に飲み込まれたのか。
(なぜ、わたしを一緒に飲み込んだんだ?)
パニックな様子だ。よし・・
「私と一緒だなヴァルキリー。捨てられたんだ・・」
(・・なに?)
「じゃなきゃ、その身体をどう説明する?」
溶けて行く2人。
(まさか・・乙戸?いや、そんなことがあるわけが・・)
「どうする?・・このままじゃ死ぬぞ?解るだろう?」
(・・・)
「2人で力を合わせれば脱出できる。そして、乙戸に聞いてみたらどうだ?」
ヴァルキリーは構える。
そして、同時に虫を突き破った。そのまま一気に穴の中へと突入した。
――目の前には、イロアと乙戸の城。
中へと入った。
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