23 幸せな日々

俺は現実なんて無くなって良かった。俺を散々苦しめた都市がなんだ。

今こうして絶世の美少女と、抱き合えているんだ。他に何が居る?


「好き、乙戸」


例え、現実が滅んでもどうでもいい。今向かってきてる、余計なゴミ。

レイカとヴァルキリーが見える。


(来るな・・!消えてくれ、この幸せを壊すな!)


「ふふ・・あたしと同じ考えだね乙戸」


キスしながら、イロアは言うと、巨大なワニの様な怪物がレイカとヴァルキリーを地面から挟む。


「死んで」


イロアは言う。・・正直、俺も同じ気持ちだった・・。来るな、消えろ。

このまま快楽に溺れていたいんだ・・。


バク!しかし・・グシャア!ワニは砕け散る!


なに?2人が手を組んだのか?ヴァルキリー、裏切ったのか!


「うぜえ・・」

イロアは更にワニを連続で襲わせるが、息ピッタリで突撃してくる。


くそ・・まずいぞ。どうする・・?


「あー、これしかねえか?」


(ぐ・・!)


俺の首が絞められる。イロア?何をするんだ・・?

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