7 舌戦

「お前が、仕掛けたんだイロ」


「なんだと、レイカ!もともとは、てめえの軍が、こっちを攻めたんだろうが!」


これが美少女同士の話し合い?とんでもない。怖い、怖すぎる。


「やめなさい!2人とも、ここはわたくしが預かります。そして、乙戸さん。あなたに決めていただきます」

彼女はアイ。毒士イロとは姉妹。


「ええ!!俺?!」


なんで?一気に3人の目が見つめる。皆、とんでもない美少女だけど、今は怖い。


「誰を選ぶのか、お決めください」


「なんだってー!」


「期限は24時間です。その間はわたくしたちは休戦します。でもそれが終われば・・」


「殺し合いだ!」

イロが笑いながら言う。カウントダウンが始まった。


――――――


・選択1 レイカ 剣士

1番ベターな選択だと思う。まっすぐで正義感が強く、俺を守ってくれて、想ってくれる。


面談

「イロとは、因縁がある。あいつは人間を裏切ってモンスターになったんだ。そして人々を襲っている。許すことは出来ない」



・選択2 イロ 毒術士

普通に考えてありえないのが、この選択。極悪、外道、悪魔、毒舌。良い所が一つもない。


面談「レイカを殺して、人間も殺す!で、乙戸ー。2人きりで楽しい世界作ろ?」


・選択3 アイ


イロの姉。レイカの親友。そして和風な美人。綺麗系お姉さん。性格は、イロとは正反対。博愛主義で平和主義。

ちなみに3人では1番スタイルが良い。


面談「わたくしを選んでくださるのですか?それは、まことに嬉しく思いますが・・他の2人の事も良く考えてくださいませ」


―――――


ああ!選べないよ!とても!・・どうすれば?


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