5 素直に

バイトの面接中。


「えー聞いてますか?吉羽さん?」


「あ・・すいません」

上の空。この数日で2人の理想の美少女に会った。

信じられない。


――俺は、女剣士、レイカが入院する病院へ向かう。


空からふわっと、毒術士イロが現れる。スカートが短すぎて際どい。

レイカを毒で入院させた。でも・・


(可愛い)

俺はなにを考えてるんだ?


「まーた、あの天然のとこ行くのー?」


「・・そうだよ」


「あんな奴ほっといて、楽しいことしなーい?」


楽しい事・・。辺りを見ると、ここはラブホテル街。

イロの服装は色んな所が際どく。心を誘惑してくる。正直・・行きたい。俺の好みの外見。いたずらっ子な、可愛らしい笑顔が、大好き。


行こう。そう決心した。


(ザク!)


「逃げろ!乙戸!」


え?レイカ!病院を抜け出したのか?イロに斬りかかった。


「てめえ!なんでここに居やがる!」


「イロ!お前に乙戸を渡すわけにはいかない!」


「うぜえ!」

大量の蛇を放つ。


「見切っている!」

蛇を無視して突撃するレイカ。


「なに!?」


「消えろ!イロ!」


危ない!俺がそう思った時、


「バカが!あれを見ろ!」

そこには一般人の喉元に、蛇が、かみ付く間際。


「死んでも良いのかー?」


「く!貴様・・相変わらず卑怯な」

手が止まるレイカ。一般人を救う。


「ほっ・・」

俺は安心する。


「てめえ、次は無いからな?」

イロは去った。お互い無事で何よりだ・・。


「う・・」

レイカは無理してて、倒れてしまう。


俺はどうかしてた。することがあるじゃないか。

どうやら、イロの毒に魅了されてたらしい。

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