3 男女1つの部屋

「どうだ?得意料理なんだけど?」


レイカの料理、凄く美味しい。前まで俺は、ゴミ部屋に住んで腐った人生だったのに、今では台所に立つ、美少女のエプロン姿を、眺めてるなんて人生変わったもんだ。


「美味しい!」


「嬉しいよ、乙戸」


しかも理想的に仲が良い。


―――――


そして、男女が個室に居て期待する事はもちろん、陽も暮れてきたころ。答えは1つしかない。


「乙戸、シャワールーム借りるぞ」


レイカは着替えも持ってきていたらしい。ドキドキ。


美少女が俺の部屋でシャワーを浴びてる・・。

理想のゲームキャラが現実に。俺は理性を失いそうになる。


変な気を起こさないように(無理な話だけど)我慢して、上がるのを待つ


「乙戸?」

ドキ!呼ばれた。まさか・・このまま。シャワールームはすぐそこ、見え

・・


「水が出ないぞ?」

残念ながら、レイカはまだ服を脱いでいない、どうやら水道が止まっているらしい。

そんな事あるわけない、毎月水道光熱費は、何とか払ってるから。


「あれ?おかしいな?」

試しに、台所の水道を出すと、普通に出る。なぜ?


「まあ、仕方ない。乙戸、お酒飲まないか?」


レイカのシャワー、なんで見れないんだよ!運が悪すぎる!


「こんなもの不運に入らない、戦場では普通の事、シャワーなんて無い。汗にまみれて、床を共にすることもある」


ドキドキ。まるで心を読まれているようだ。


――――


「かんぱい」


グラスを合わせて飲む。大人の雰囲気、レイカ、美しい。

じーっと見つめてしまう。酒の勢いもあって、このまま、

お互いが盛り上がって。そして・・


急に、俺を押し倒すレイカ!なんて激しいんだ。さすが剣士。このまま、彼女に身を任せる・・。


(がっしゃーん!)

突然、窓が割れる!レイカは、これを予測して押し倒したのか!間一髪、何かを避ける。


「レイカー!」


叫びながら、窓を壊して入ってきたのは、

小柄な女の子だった。

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