銀杏を落として去りぬあきのかぜ
【読み】
ぎんあんをおとしてさりぬあきのかぜ
【季語】
銀杏・あきのかぜ(秋の風)〈秋〉
【大意】
ギンナンを落として秋の風が過ぎさったのであった。
【付記】
「銀杏」を仮名で表記すると、ギンアンとギンナンのいずれが適切なのかよく分からなかった(「ギンナン」は「ギンアン」の連声)。
ギンナンをよんだ句はだいぶ少ないようである。わたしはその理由に心当たりがなく、気になっている。「一葉落ちて天下の秋を知る」なる格言があり「桐一葉」なる季語もあるが、路上にギンナンが落ちていたり、茶碗蒸しにギンナンが入っていたりするのを見て秋のおとずれを思うひともいるのではないか。
【例句】
ぎんなんも落るや神の旅支度
木枯しや竹に隠れてしづまりぬ 芭蕉
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます