第11話引きこもりとホームレス

乞食とは食べ物を乞うという事、日々食べ物に困りどうか私にくださいとお願いしていた人達の事だった。


だからホームレスとは違うのだ。

ホームレスはなってからもらいに行く人達もいるが、

違う目的でホームレスになった人が多い。

何故なら行政機関に助けを求めれば今は全く食べれないという状況にはならないからだ。もしも知識も無くて助けを求めに行かない場合、周りに一人も助ける人が居ないとならばそれはそれで問題のある社会なのだから!


全く他人に無関心で、気にしない、気にならないとは最悪なる社会と言えるだろう。

それが自殺率を上げている要因でもあると思う。


その前に自分が傷つくのが怖くて誰とも接触したくなくてホームレスになった人や引きこもちった人達。


何故か?戦争が終わってからはみんな貧しさからの脱却と混乱と

抱えた心の傷と。

私の親並びに親類達の動向を思い出せば、とにかく必死に働いて自分だけの生活の質をあげようと躍起だったのだ。


それは兄弟姉妹の間でも競争と疑心暗鬼な思いが湧いて

財産を狙われるという思いから助けるという感じは無かった。

まして親を無くした甥や姪の養育を任された者はお荷物だという感じで扱われた場合も多かった。


どうしてだか昔の繋がりは今よりも良かったと言われがちだが

決してそうでは無かった。ただ言えるのは戦後、

核家族の意識が周りは競争相手であり、少しでも他の家族より優位に立とうという感じでお互いに助け合って行こうの意識があまりなく来た事だ。


だから幼い子供の頃から他人と仲良く接する機会が失われ家族の中だけで育つ人が増えてしまい、

社会に出てから始めて他人達と接し傷つき、堪えられない、怖い

となってしまって自分を守るために

人と接し無くて良い所へ。


これをわかった上で若い世代に何を伝えるべきかが問われる。


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