流れに乗る。

プットアウトは得意だが、インプットは苦手なのが残念な脳ミソである。


ゆえに、「新しい事を覚える」への挑戦はかなりの勇気がいる。

そして、「覚えるのが苦手」は「説明書を読んで理解する」も遠ざけようとする。

そんな時に近くに便利なアイテム、「理解している人」が居れば話は早い。

分からなければ聞けばいいし、わからなくなったら聞けばいい。

(アイテムの方はそれはそれは迷惑だろうが……)


そんな残念な脳ミソに対して世間は容赦なく流れていき。

残念な脳ミソは必要に駆られて、長年親しんで使っていたガラケーを手放すことになった。

そう、等々スマホを手に入れてしまったのだ。


なんでもできてしまう便利な四角い物体。

電話を受ける、電話をかける、文章を打つ、アプリとやらを理解する、etc、etc。

最低限を覚えて見せた残念な脳ミソだったが……


残念な脳ミソはスマホを持って出かけるということを忘れるのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る