15.
短いし、ほぼ会話分です。
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「あの、れんありがとう。委員も手伝ってくれたのに送ってもらって。」
「全然いいよ。かなと一緒にいられるしね。じゃあまたね。」
またね、と手を振りれんと別れた。そういえばれんってどこに住んでるんだろう。神宮寺家の人達と仲良くしてるかな。
それにしても、送って貰って良かったかも。歩きで帰るのかと思ったら校門前に車が止まっていてそれに乗せてもらった。雨も強くなってきている。
「あ、おかえり。明日警報で休みになるかもね。」
そういえば明日放課後遊ぶ約束してたよね? みんなに連絡しようとスマホを開くと1件の通知が来ていた。あかりからだ。『グループ招待したから参加してね♡』
「あ、もうみんな参加してる」
結構話進んでそうだなあと思いながら参加のボタンを押した。
『あ! かなちゃん! 明日どうする? ってはなしてたのー! 』
『僕は誰かの家でいいんじゃない? って言ったんだけどかなはどう?』
『誰の家に行くの?』
『チビちゃん家行こうや。俺明日フリーになってん』
『チビじゃねえ!! 俺ん家は大丈夫だけど。』
『それ俺も行くのか?』
『花京院もこいよ。多い方が楽しいし。』
『でも、警報って決まったわけじゃないよね?』
『明日学校休みやで~』
『なんで分かるの?』
『なんで、と言われてもな。学校のホームページ見てないのか?』
本当だ。明日休みって書いてある。でも、こんな日に遊んでいいのかな。
『そういえばれいなちゃんは?! 既読ついてるけど……』
『今一緒にいるけどちゃんと話にはついていってるよ。れいな文字打つの遅いから。』
『そんなことありまsnわ!』
『誤字ってるやんwwwwww』
『私、菊池くんの家知らないんだけど』
『私は知ってるけど明日お兄ちゃんいないから行き方わかんない。電車あんまり乗らないし。』
え、なんで菊池くんの家知ってるの!? まだ、話すようになってから全然日にち経ってないのに。
『れいなが私が迎えに行くって言ってる僕もついて行くよ。11時くらいに行くから着く前にまた連絡するね』
『じゃあ、そういうことで。昼ごはんは俺が準備するわ。』
この後みんながそれぞれのスタンプを送り、会話が終わった。
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