第13話
「みんな。新しい仲間を連れてきた」
私。
私も、出るのか。
知らない。
こんなのは、書いてない。
「ライターって言ってな、何かを書くと、そのように実現するらしい。よろしくな」
彼。こちらに、台詞を振っているのか。
「よ、よろ、しく」
かろうじて、それだけを、口にした。
仲間。口々に、よろしく、どういう能力なんだと、台詞が続く。
まるで、私が、いまここに来るのが、分かっていたかのようなスムーズさ。
私は。
脚本なのに。
なんでここに。
いるんだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます