第2話
女子生徒が、教室に戻ってきた。
全員、なぜか泣いている。いや。私の友達だけ、笑っているか。
そして、教室に入ってくるねえちゃん先生。
「先程のホームルームで規則に反する行為があったという連絡を眞原くんから受けたので、精査しましたところ」
ねえちゃん先生。いつもの、やさしい喋りかた。
「事実と判明しました。教育委員会、関連者の父母、学校、すべてに通告し、対象者はめためたにしました」
ねえちゃん先生。私に向かってしゃべっているのか。やさしい語り口。
「出し物の演劇は了承しますが、対象となった女子生徒は全員学祭は出入り禁止となります。したがって、残った人数のみで演劇を作ってください。協力は取り付けてあります。以上。授業を始めます」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます